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佐藤けんじのつれづれなるままに

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2009.07.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類

名も知らぬ遠き島より流れつきし椰子の実ひとつ。島国日本をしたから挟み込むように、対馬暖流、黒潮、上から包み込むようにリマン海流、親潮が流れていく。寒流系は養分が豊富であり、この暖流と寒流のぶつかり合う気象が厳しい場所は魚たちが群れる宝庫である。ただ残念ながら別のやっかいなものまで流れてくる。実は7月に「海岸漂着物処理推進法」が成立している。漁業系では漂流・漂着物処理モデル事業という発生源対策として、漁業系資材、漁具、発砲スチロールの処理リサイクルが進もうとしているが、包括的に事後的な処理はもはや個別では手に余る状態である。海岸法は管理者を都道府県としているが、実態は住んでいる集落の人達、あるいは善意のボランティアに市町村が簡易な補助を行って片付けている程度である。つまり、まともに取り組んでいる実情ではないのである。
 このままでは海岸は善意だけでは処理不能ゴミが積み上がられている状態のままであり、推進法により財政難理由で放置してきた道府県に市町村との分担計画をつくってもらい、とりあえずの50億円で処理を進めることになる。
海岸を散策される方は打ち上げられたペットボトルや発砲スチロールやプラスティック系ゴミの多さに落胆されるであろう。あまりの多さにである。
これらがテトラポットの間に落ちていると、ほとんど拾うことすら危険である。まして驚くことだが、医療系の廃棄物や訳の分からない油みたいなものまで転がっている。
まだ善意のボランティアが集まってくれる所はよい。漁村などの過疎の集落の人達が集めるだけでは全くきりがない。一回、時化があればごそりやってくるのである。ある時海辺で黒い何かがあるなと触ったら、べったりくっつくタールボールであった。こんな人影も少ない綺麗な海岸にまでと、ひどく落胆した覚えがある。
今は、もはや国内の問題ですらない。日本海側は工業化が進む中国、そして韓国からと、まさに環境問題にはまだという国から大量に流れてきているのが実情だからである。工業化が進む国々では到底、処理が追いつくどころではない。この海の静脈系経済の包括的な処理の日常は島国日本の宿命であり、技術革新は成熟型経済の日本がリーダーシップをとるべき位置づけにあるだろう。






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Last updated  2009.07.27 23:53:12



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