地球生活塾日本支部２

秋から冬にかけ何かと、「年内に終わらせなければ」の勢いで追いまくられています。酒販店の手伝いを始めて半年くらいなので、まだ慣れていないから段取りが悪いと思いたいところです。自分ってこんなに不器用だったかな？と思うときも多々ある。。。明後日が浅草・酉の市（二の酉）なのですね。年末に向けて動いている音が聞こえてきそうです。


先日、ながら仕事でテレビをつけていた。我が家では普通の日本のテレビと、光テレビで外国の番組を見るときがある。料理番組をみていると世界的になのだろうか、２０代くらいの男性がやっている番組が多い。気になることがある。どうも日本の民放での「毎日の料理素材の買い物」や「食材のお得な買い物方法」などは、ほとんどスーパーやコンビニのことを言っている。ヨーロッパの番組は、肉屋さん、魚屋さん、八百屋さんとお店の人と話をしながら、その日に仕入れした新鮮な材料を勧めてもらって買い物をしている。。。数年前にイタリアのある地域の若い人たちの間で、スーパーなどの大型店で買い物をせずに、地元の個人商店で会話をしながら買い物をしよう！という運動をしていることをラジオで聞いたのを思い出した。先進国はどこの国でも、好きなものをカゴにいれ無言で買い物ができる。その生活を脱出して少し面倒でも、地元のお店の人たちと会話を楽しみ買い物をしよう！ということだったと思う。


日本ってほとんどの商品に定価や定価に近い価格があって、場所を選ばずに同じような金額で売っている国ですね。これって消費者にはとてもありがたいことだけど、売る側は相当首を絞めていませんか？外国の繁華街に行くと２４時間営業のコンビニがないところが多い。有名な通りなどは、もちろん自動販売機やコンビニ・スーパーもなく、日中の小さな食料品店でも、ミネラルウォーター１本が５００－６００円など普通にある。夜遅い時間にタバコを売っているような売店と併設したカフェで、ミネラルウォーター１本に８００円も払い、そのときは少しむかついたけど。。。今考え直してみると、何となくそれって普通のことのように思えてきた。物を売ることで、その店の家賃や光熱費・人件費などを払わなくてはいけない。街の中心部では、「薄利多売」や「売れ筋商品多売」をしないと経営が成り立たないのは明白だ。悪循環に見えてきた。これってフェアトレーディングではないような。。。だからメディアを使って、大手メーカーの食料品やスーパー・コンビニなどの商品が、沢山売れるように宣伝されたり報道されたりしている。それに広告費をかける大手メーカーや販売店がいる。ということは、テレビ局が視聴率を上げ＋商品の売上げを上げるような番組が加熱する。卵が先か？ニワトリが先か？


肉も、魚も、野菜も地元で獲れたものか、評価されている専門店で買ったほうが、１００倍美味しいと思うのだけど。。。去年まで住んでいた東京・世田谷区尾山台の商店街も、今住んでいる北埼玉も比較的個人経営の専門店がしっかりしていて、スーパーは大手メーカーの日持ちがする、乾麺などの食品や調味料などを買うために週に１度行くだけで生活できる。


どこかのテレビ番組で、スーパーで買い物をしないで「地元商店街」でドンドン買い物しよう！と盛り上げると、日々の生活がもっと楽しくなると思うのだけど。。。もしかしてそれは、ＮＨＫやケーブルＴＶなどの地元密着チャンネル・番組の仕事なのかな？もしそうであれば、地元サポーターの視聴者が増えないといけないですね。。。