テーマ:最近観た映画。(40093)
カテゴリ:映画
ひょんなことから観る機会があったので感想を。
完成度はよく出来ている。好きかと言われればあまり好きではないという総評。 映画は大好きで好きな映画をざっとあげると 或夜の出来事(ローマの休日の元ネタ) 生きるべきか死ぬべきか 雨月物語 という感じ。 しかし、アニメは子供の頃以来まともに観た記憶がなくジブリ作品も同様(ジブリという名はカンパのディスクホイールギブリ由来だと思っていたが違うのかな?)なのでアニメの見方を知らない人間の観た映像作品としての感想。 話の筋は 一流とは言えない(次の契約を心配する)自転車ロードレースのプロ選手が故郷スペインの田舎町を通る世界三大大会のひとつブエルタのステージで千載一遇の機会を得て。。 スペインの一地方とそこに生きる人たちの姿が時間が短いための効果か冗長にならず描けていて欧州の田舎はこんな感じなのだろうなと。 解説者役は実際に解説をしていた市川選手(これまでの日本人選手で最も世界の上位で走ったと言えるか)で自転車レースの模様も問題とするような勘違いなくこれだけ描けていれば十分。 自転車を全く知らない人からすると逃げと集団の関係性など理解が難しいところが出るかもだがそこは切り捨てて良い。 制作当時の実際のプロレースを下地にしているので、スプリンターのツァベル、逃げに乗るコンメッソなど当時のレースをよく見ていた者としては懐かしく。 物語にクライマックスはあるがそこに向かって濃淡をつけるというのでなく日常の中にドラマがという描き方。 宮台真司の終わりなき日常だったかでジブリが取りあげられていたよなと思い出していたので平凡な日常とその中のドラマをことさらに盛り上げることなくというのがジブリの描く現代なのかなと(この作品だけで判断するのは、、ですが) その点が自分がこの作品を好きといえない理由。 良く描けていると思う反面、エイドリアンの名を叫ぶロッキーやスティングのように壮大なクライマックス(落ち)が劇的で映画の魅力として自分の好きなものなので。 所々で笑いを狙うくすぐりはうすら寒く感じ、二枚目キャラの描き方も自分にはダサいと思ってしまうのが正直なところなのでアニメの文法に自分はなじめていないのだなと改めて思ったり。。 題名は料理名そのままで「ASADILLO アンダルシアの夏」などの方がよかったのではないかなと。 いい作品だと思うので観る価値はある。 茄子 アンダルシアの夏【動画配信】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 29, 2020 12:25:00 PM
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