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テーマ:政治について(19783)
カテゴリ:世界と政治
最近気になるのが、真っ赤な嘘。世を自分の都合で支配しようと、露骨な傲慢を堂々さに見せて、真実の公表に見せること。
そういう、今まであまりおおっぴらには見られなかった手法が急に目につく。 小泉首相が8月始めに「郵政解散」を発表して以来、いろんなものが権力への追従または独裁的に見える現象が起きている気がする。 (ただ現れ方が違っただけか知らないが。) 1 郵政民営化についてのいろんな真っ赤な嘘の流布。 小泉首相の大嘘を誰も直さない。→ 小泉妄言録→と真意? 中立の評論家のふりをして、実は業界の都合で嘘を流している。→ 評論家の垂れ流す嘘 ( 当時の国会議事録は、8月半ば、前月分が読めなくなった。映像画像は出るが文字が読めないので、一日分を見るのに一日かかる。役に立たん。(「国会ライブラリ」という私的HPから公式ページに跳んだのだけど) それとは別に国会議事録検索というのはあって、こっちに移動しただけだとも言えるが、どうも注目されやすいところは早く外そうという感覚だったのではないかと思う。) 2 その続き 内閣府は東京タワーに、日本経済の動きや大きさを肌で実感できる施設「感どうする経済館」を、11/25日オープンする、と。 その中で、「国と地方の債務、約750兆円が刻々と増える様子をデジタルや重さで示す「日本の借金時計」や「借金リュックサック」などのコーナーを常設。 このスペースは、これまで「情報の森」として一般的な政府広報展示室だった。 正確には、借金じゃなくて、又貸し投資なのに。目減りはしているだろうが、勘違いをして急いで売り叩きしたら、ほんとに大変な赤字になる。 どうして、政府―内閣府―はこうも平気な嘘をつき続けるのだ。まったく、 「汚い」。 内閣府というのは、危険な制度だな。 これが通ると思ってることでもある。 勝ち組になれ、というときには、ほとんどの者には「勝ち組に追従しろ」というのと同じなのだな、と思う。 数の上では、「追従する卑しさ組が勝ち組」にならないかな。 3 NHK 月日の 「(走り書き)戦争責任と靖国とNHK」 で書いたように、冒頭に論説委員がいかにも確信めいたことを主張して、いかにも「自分は確信を持って賭けています」という雰囲気を演出していた。たぶん小泉首相のまねだな。 それで騙された人が、以後のマスコミを見ていると多そうな気がする。 追加 ( ついでに、NHKの嘘をもう一つ。 大和沈没と大鑑巨砲主義のことを取り上げた--堂々日本史の一つだったかな--の中で、 「ミッドウェー海戦の時、日本はまるで相手を見つけられなかったのに、アメリカは日本を見つけていた。だから負けた。」 「レーダーのない日本軍は、レイテ沖海戦で大和を有効に使えず、犠牲を出して戦果はなかった。」 これが、ポイントとして使われている。 真っ赤な嘘だ。 ミッドウェー海戦の時、日本は十分早く相手を見つけていたのに、自己満足で時間を食って、先制攻撃を受けたのだ。 大和は戦果を目前にして急に反転して、離脱した。 もともと有名な話だ。 二つとも、NHKが特集で過去にやったことがある。前者は平成のはず。後者は4年ほど前か。 知らないはずはない。わざとやっている。 手直しの時間のないようにして、番組の演出上ということで、チェックを通ったのだろう。 技術上の話を、事実を嘘をついてまで演出するなんて意味がない。なぜだ? 「 大鑑巨砲主義 → 連想として大きな政府、 という時代遅れ」 ということがこの番組の趣旨だ。 そういう現代の流行のためなら、事実などどうでもいいらしい。 しかし、ほんとに嘘をついても盛り上げたがっただけか? レーダーのこと、飛行機のこと、どちらも一つだけでNHKは過去に番組を作っている。嘘をつく必要があったのか? (流行におもねる番組をつくるやつらのことだから、モラルなんかなくて、作業を楽したいだけかも知れないが) ところで、番組の中の資料を考えると、沈没の理由は火薬への誘爆だから、大和が沖縄に辿り着く可能性はそれなりに否定できない。対潜水艦用に駆逐艦もいたし、司令部は一応本気で辿り着かせるつもりつもりだったろう。 だが、なんとなく、大和の乗員はむだに死なされたというオチになっているようだった。 大和が沖縄に行くことを、 「本土防衛に使える大和を使って沖縄を救援しようとしたが、辿り着けなかった」 とさせずに 「贅沢な大和は三千人以上の乗員とともに、捨てられただけだ」 としたかったのじゃないかとも思う。 最近、SAPIO誌上では、小林よしのりの沖縄レポートが続いていた。だからか --いずれにしろ不必要なまでに事実を捻じ曲げる。 ) 危険な習慣だ。 内閣府とNHKが詐欺の見本をやってるとは。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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