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テーマ:アニメあれこれ(27233)
カテゴリ:DEATH NOTE
DEATH NOTEの第5話を見ました。
関西ですので、ボクシングで延長してましたね。 そろそろLの台詞も色変えすべきだな。 第5話 駆引 12月22日 AM11:50 デスノートに書かれた通り、恐田奇一郎はバスジャック後に交通事故で死ぬ。 バスを降りようとしたところで、月はレイに話しかけられる。 「実は私は極秘の捜査で日本に来ていて、日本の警察には…その…」 「わかりました。あなたに会ったことは誰にも言いません。もちろん父にも…」 「じゃあ、私はここで…」 レイは逃げるように現場から去っていく。 《思った通りだ。僕だってFBI捜査官と接触したなんて、警察に知られたくない。父に知られれば必ずLに伝わる。彼は僕を全く疑ってない。今ここで起きたことは警察にただの事故として処理される>》 1人の女性がホテルで本を読んでいるところに戻ってきたのはレイ。 「どうしたの?大きなため息…。何かあった?レイ」 「ああ、偶然バスジャックに巻き込まれた。2日前、銀行を襲った犯人が今度はバスジャックさ。日本も怖い国になったもんだ」 「そのバスにあなたも乗り合わせてたってこと?」 「ああ、結局犯人はバスを飛び降りて車にはねられたけどね」 「…その犯人、死んだの?」 「多分な、見届ける暇はなかった」 「ねぇ。レイ。それって本当に偶然だったのかしら?だって、誰かを調べていて、そのバスに乗ったんでしょ?そこで犯罪者がおそらく死んだ…それって…」 「…なあ…君は確かに優秀なFBI捜査官だった。しかし、今は僕のフィアンセでしかない。もう君は捜査官じゃないんだ…。キラ事件には口を出さない、危険な行動は取らない、そういう約束で日本にいる君の両親に挨拶するために一緒に連れてきたんだ」 「わかったわ…レイ…。つい癖で…ごめんなさい…」 「あ…ごめん、そんなに気にするなよ。家族ができれば、自分が捜査官だったことを忘れるくらい忙しくなって、癖なんて出る暇なくなってしまうさ。それより、あのお父さんになんて挨拶すれば好感度があがるのか考えてくれよ」 月は自室でデスノートを開いていた。 「早速、昼間突き止めた捜査官の名前を書くってわけか?」 「いや、書くのは一週間後だ。会ってすぐ彼が死ねば僕に疑いがかかる。もっと彼らの捜査が進んで、より多くの警察関係者が調べられてからの方がいい。しばらくはまた刑務所内の犯罪者を使ってLの相手さ」 ワタリからの通信が入る。 『L、また遺書のようなものを書き残した犠牲者が出ました』 「画像を送ってくれ」 ワタリから送られてきた画像には、またもメッセージがあった。 《『死神は』。『えるしっているか』『死神は』。…死神が存在するとでも言いたいのか?》 「ワタリ、刑務所から目を離さないよう警察に伝えてくれ。これからも何か書き残すものが出るかもしれない」 12月27日PM3:00 月は駅の構内にいた。 「すごい人間の数だな…ここでやるのか?」 「この数日間、調べたことと、いろんな実験をした成果を見せてやるよ」 「実験?」 「ああ。またデスノートを使い、この辺一体の犯罪者で色んな殺し方を検証してみた。デスノートは死因や死の情報を先に書き、後から名前を書き込めばその通りになるんだ」 月は目標の人物が来たことで話をやめ、フードを目深に被る。 レイが時間通りにやって来る。 「レイ・ペンバーさん。振り向いたら殺します。…キラです…。振り向いたり、ポケットに手を入れたりしたら、その瞬間に殺します」 《ま、まさか…!!しかし、この声、どこかで…》 「まず、キラだという証拠を見せます。あなたから見える喫茶店、あそこで働いている眼鏡をかけた男を殺します」 「ば、馬鹿な!?止めろ!!」 そうして男は心臓のあたりを抑えて倒れた。 「最低1人は殺さないと信じてもらえないと思ったので仕方ありません。しかし、あの男は婦女暴行を数件繰り返しながら、証拠不十分で検察が起訴できなかった。裁きを受けて当然の社会悪です。もうLなどから聞いて知っていると思いますが、私は殺そうと思う者の顔がわからなければ殺せません。逆に言えば、ここから見える全ての人間を殺せるということです。リクエストがあれば殺します」 「や、やめろ…。キラだということは信じる…」 「尤も、あなたにとってはここにいる人たちよりも自分の大切な人の命を奪われるほうが辛いでしょう…。今、人質にされているのはそちらだと思ってください」 「まさか…彼女を…!?」 「そうです。あなたのことは調べました。少しでも私の指示と異なる行動を取ったらあなたの家族も含め、皆殺します。もちろん、あなたも…」 「…わかった…私にどうしろと?」 「パソコンは持ってきましたね?そのパソコンには日本に入った捜査官のファイルは入っていますか?」 「ノートパソコンは仕事柄いつも持ち歩いている。しかし、そんなファイルは入っていない」 月はレイに茶封筒を渡す。 「まず中に入っているトランシーバーを出して、イヤホンをつけてください」 そう言って月は、姿を消す。 《トランシーバー…。しかもおもちゃに近い。だが、これなら通信記録は残らないし、地下であろうと近距離ならば会話ができる。考えたな…》 『それでは山手線に乗って下さい。内回り、外回り、どちらでも構いません。私は常に少し離れたところであなたを監視しています。電車に乗っても前だけ、一点見つめて下さい。いつでも殺せるということを忘れないように。乗ったら、ドアに近い隅の席に座って下さい。空いていなければ空くまで待ちましょう』 レイは電車へと乗り込み、隅の席に座る。 『私の見解と全く違う答えが返ってきたら、あなたの彼女を殺します。日本に入ったFBIの編成と人数は?トランシーバーで小声で答えて下さい』 「4チーム…合計12人と聞いている」 指示通り、封筒を開けると、穴が開いた用紙が出てきた。 レイは疑問に思ったが、余計なことは口にしなかった。 『ではその捜査官のうち、メンバー全員を把握しているあなたの直接の上司の名前を一番上に書いて下さい』 《どういうことだ?何が狙いだ?しかし、今は言うとおりにするしかない。名前だけならまだ殺せないはずだ…》 一番上の空欄に上司の名前を書く。 『次にパソコンを開いて下さい。もうすぐあなたの上司からファイルが送られてきまし、日本に入ったFBI全員の顔と名前が入ったファイルです』 PCを起動し、メールをチェックすると本当にファイルが送られてきていた。 『それでは、先ほどと同じように捜査官1人1人を顔をよく見ながら記入して下さい』 《わからない…キラ…何をしようとしている?何をしている?》 書き終え、ノートPCを閉じる。 『作業は終わったようですね。では、元の封筒にトランシーバーと名前を書いた封筒を入れて網棚に乗せ、30分以上身動きせずにこの電車に乗り続ける。その封筒を忘れていることに誰も気付かない状況だと判断できた駅で電車から降りて下さい』 声の主を思い出せないレイ。 PM4:41 電車から降りたレイは心臓を押さえて倒れる。 体勢を変えて、電車のドアへと必死に視線を向けると、月でした。 「さよなら、レイ・ペンパー」 《レイ・ペンバーが名前を記入したのは切り取ったデスノート。彼は知らず知らずのうちに自分の仲間を殺したことになる。ペンバーの上司は捜査官全員にファイルを送ったあとに死亡。他の捜査員たちもファイルを貰ったあとに心臓麻痺》 後半に続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 14, 2006 10:36:51 AM
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