TB&コメントは
前半の方にお願いします。
以下後半。
ナナミは
ガオモンの動きを読んで、傘を上手く使ってに攻撃してくる。
「私くらい頭が良いと分かってしまいますの。あなたたちの心の動き、身のこなし、何もかも。ただ私にも1つだけ分からないことがありますの。あなたは、あなたは何故戦うの!?デジモンなんて取るに足らない存在。あなたのような天才は戦う理由なんてないでしょ」
「デジモンは友達だ!!僕たち人間と心を通わせることもできる」
「イエス、マスター」
「その友を、仲間を苦しめる倉田を僕は許せないだけだ!!」
「くだらない…正義の味方にでもなったおつもり?あなたは弱い者を助けることで優越感に浸ってるだけよ。DATSの任務だって所詮は独りよがりの自己満足だわ!!」
「マスターを馬鹿にするな!!」
ガオモンの拳を受け止めるナナミ。
「つまらない攻撃ね」
シャイングレイモンがギズモンをあっさりと倒すも、またギズモンが現れる。
ナナミを追いかける
ガオモン。
「ガオモン、深追いするな」
「トーマ、私には分かるわ。―(中略)―何をしても満たされない心の渇き」
「君に何が分かる!?」
「分かるわ。だって、あなたと私は同じ人種ですもの。あなた、寂しくて仕方ないでしょ。周りの連中は馬鹿ばかりですもの。あなたを理解してくれる人なんて1人もいない。天才は常に孤独なのよ」
「そこまで言うなら僕も聞きたい。君は何故倉田の見方をする?デジモンを恐れ、根絶やしにしようとするような愚か者に味方するのは何故なんだ!?」
「味方になった覚えはありませんわ。デジモン狩りは退屈凌ぎの1つでしかありません」
「何だと!?」
「言ったでしょ。私くらいの天才になると何もかも退屈になってしまうのよ。でも、もっと面白いことを見つけたわ。私と手を組みませんか?トーマ・ノルシュタイン」
「何を言ってるんだ!?」
「天才を理解できるのは天才だけ。あなたと私が組めば世界を思うがままに作り変えることだって夢じゃないわ」
ギズモンが自爆していくため、都を護るために応戦していたデジモンたちもやられていく。
「自爆攻撃だと!?」
「マスター、我々も早く戻りましょう」
「あなたの戻る場所はあそこじゃないわ。さぁ、私と一緒に行きましょう、退屈のない世界を作り上げるのよ」
「断る!!僕には聖なる都を護る使命がある」
「天才のくせに分からず屋…。なら、力ずくで納得させるしかありませんわね」
「君は1度敗れている。僕たちには勝てない」
「進化はあなたたちだけの特権じゃありませんわ。ハイパーバイオエクストラエボルーション!!」
ナナミはバイオハイブリット体のバイオロトスモンへと進化する。
「見せてあげるわ。究極体をも上回る私の新しい力を!!」
「究極体以上だと!?」
「行くぞ、ガオモン。デジソウルチャージオーバードライブ!!」
バイオロトスモンの前では
ミラージュガオガモンのスピードも通用しない。
「トーマ、私と一緒に来て。退屈はもう沢山よ。―(中略)―私と一緒に世界を作りましょう。私ならあなたのことを理解してあげられる。あなたなら世界を、いえ宇宙だって支配できるかもしれない」
「僕はそこまで自惚れてはいない!!この世には僕にも計算できない力が存在するんだ!!その力に助けられたこともある」
「そんなものに頼るなんて…」
「頼る!?僕が!?」
「計算できないものなんてない。言い訳だわ。愚か者たちの微温湯の中に甘んじて、自分自身を磨くことを怠っているだけよ。くだらない仲間に、つまらない自己満足も捨てなさい!!私とあなたで新しい世界で神になるのよ」
ギズモンを倒す
ヤタガラモンですが、またギズモンが現れる。
トーマの作戦は読まれ、攻撃できない。
《僕の計算は全て読まれている。一体どうすれば…!?まだだ、まだ終わっていない》
意を決した
トーマは
ミラージュガオガモンの肩に乗り、
トーマ自身が攻撃を受けるという捨て身の変則攻撃でバイオロトスモンに勝利する。
「計算なんてない。至近距離に迫って攻撃すれば何とかなると思っただけだ」
「そんな馬鹿馬鹿しい戦い方に負けたの!?」
だが、滝は崩壊し、都にピンチが訪れる。
「私は、あなたに負けたのではありませんわよ。だって、あなたが使ったのは大門大の力…ですもの…」
「大の…力…」
無事勝利したものの、苛立ちを感じる
トーマだった。
第31話完
次回、「猛攻倉田軍団 聖なる都を守れ」