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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:結界師&レンタルマギカ
結界師の第23話を見ました。
第23話 狙われた正統継承者 『互いに反発し合う2人をよそに烏森を狙う新たな敵の侵略は既に始まっている、ゆっくりと。中学生・墨村良守と高校生・雪村時音は今は学校が建つ烏森の地を妖から守るのが先祖代々続く結界師として、2人に課せられた使命である』 夜の烏森学園で良守は妖の虎鼬に手間取っていた。 「相変わらずとろいな」 限が先に妖を仕留めてしまい、時音は熱くなる良守を宥めるが、限の言動に心中穏やかではない。 「確かにこのままじゃまずいね。明日辺り、そろそろ限君にも一言言ってみるか」 昼間の烏森学園で限とすれ違うだけで振り向いて睨みつけている良守。 別の日の夜、限の部屋に何者かが訪れる。 「翡葉さん」 「寝ぼけるなよ、おい」 翡葉京一が様子を窺いにやって来たのだ。 「そんなに俺の腕が信用できませんか?」 「頭領とは違うからな、俺は」 「俺だって夜行の一員です、引き受けたからには頭領の期待に応えてみせますよ。それに…」 「お前、何か勘違いしてんじゃねえの?お前が胸に刻むべき言葉はただ一つ」 「分かってますよ」 《己を律せよ》 夜の烏森学園で時音は烏森学園に姿を現した限に話そうと声をかけるが、限は無視してその場を去ってしまう。 「もう、何なの!?何で、あの子私を無視すんの!?」 「所詮、あの小僧は余所者。侵入者の感知は断然こっちの方が早い。今まではあんたが熱くなりすぎて気持ちが乱れ、術がうまくいかなかっただけさ。あんたさえ冷静なら勝負はこっちのもんだよ」 「あぁ、クールに決めてやらぁ」 校舎の中に妖の大首車が出現する。 大首車は突然襲いかかってきて、良守は結界を切られてしまう。 引き返して襲ってきたので、良守は咄嗟に教室へ飛び込む。 大首車は良守が結界師だと確認すると教室で大暴れを始める。 「やろう、学校の備品に何てことしやがる。直す方の身にもなりやがれ」 窓を突き破って現れた限は大首車に飛び掛り、激しい攻防を繰り広げる。 そして、限のキックが大首車に炸裂する。 大首車は外に吹っ飛び、回転を止められるものの、全くダメージを受けていなかった。 大首車は力が発揮できる空中に限を誘き出したのだ。 大首車は車輪から鋭い刃を出して攻撃し、限は激しく吹っ飛ばされる。 だが、時音が柔らかい結界を成形して限を受け止める。 「限君、限君、あぁ良かった。声は聞こえているみたいね」 限は体を起そうとするものの激痛に顔を歪めてしまう。 「動いちゃ駄目。大丈夫、あのくらいなら良守に任せといて問題ないわ」 良守は空中に張った結界の上に立ち、次々に結界を放つが大首車にかわされる。 そして、大首車が襲い掛かると、良守は堅さを調節しながら防御の結界を張る。 《何を狙っている?》 限が体を起こそうとするので時音が注意するも、既に限の傷は治りかけていた…。 その時、大首車は結界に体を食い込ませ、身動きが取れなくなる。 《何だ!?狙っていたのは今のタイミングと力加減か?でも、あいつ、あんなに強かったか?いや、知ってる。戦いの状況に合わせて変化し、その集中力とともに全ての感覚を尖らせていく。時々いるんだ、ああいう戦いの中で進化していく奴が》 良守は大首車にダメージを与えて結界で囲む。 「やっぱ、あの回転を止めなきゃ滅までもっていけないか。よぉ、無事だったか?志々尾。けど、もう暫くくたばってていいぜ」 『派遣の理由は色々あるけど、良守と合うと思ってさ』 《そういうことかよ、畜生。こいつ、俺と同じタイプだ》 だが、大首車は必死に回転して脱出する。 限も良守の結界を利用して上空へ行き、大首車に攻撃する。 白尾は限が体内に妖を宿している人間と気付き、時音に伝える。 「妖混じり!?限君が?」 「そう、妖を使う異能者とは違う。妖混じりっての自らの体内に妖を宿してる人間のことだ。だから奴らはその肉体にこそ力を持つ。妖混じりの特徴は2つ。驚異的な身体能力、そして…驚異的な回復能力」 「ねぇ、妖を宿してるってことはあの子、ここにいたらまずいんじゃないの?」 「いや、無闇に妖の力を使わなきゃ、そこまで土地の影響は受けないだろうが…」 「おもいっきり力使ってますけど」 「まぁ、少しは気をつけといた方がいいかもな。でも、あいつちょっと凄いぜ」 「何が?」 「大概の奴はさ、もっと力を持て余すんだよ。妖の力に飲み込まれて、人間の感覚を失ったり、或いは力を恐れてそれを使わないことに一生を費やしたりする。どっちにしろ世捨て人さ。けど、あいつは違う。妖の力を完全に支配下に置いている。あそこまでなるには血の滲むような訓練と強い精神力が必要だ。ただでさえ、妖混じりは肉体が変化する分、化け物扱いされ易い。相当苦労したろうな、あいつ」 大首車は回転を縦から横に変え、限を地面に叩きつけた後、結界師に賞金がかけられている事を匂わす独り言を言う。 限の強烈なキックが炸裂して大首車は校舎の中へ吹っ飛んでいき、良守が結界で身動きの取れにくくなる校舎の中へ押し込む。 その瞬間、良守は一瞬の早業で結界を成形する。 良守は大首車の車輪の中にある本体の顔だけを結界で囲む事に成功し、大首車の顔を滅する。 《スピードは俺の方が上だった。俺が仕留めるはずだった。それを奴は一瞬で…!!あいつ、俺も利用しやがった。これは計算じゃない、天性の勘とタイミング。これが正統継承者の力か」 戦いの後、良守は何者かが結界師を賞金首にかけている事を時音に伝える。 「ねぇ、白尾、私達を倒すと大金が出るってことかな?」 「妖は金なんか欲しがらねえぞ」 「じゃあ、何を欲しがるんだよ?」 「そりゃ力だな」 「でも、それはこの土地に来るだけでいいじゃない」 「それもそうだ。わざわざ結界師と指定するからにはその首には別の価値があると考えるべきだろうな」 「別の価値、ね…」 「名を上げるってのはどうだ?倒した相手が強ければ強いほど箔がつくだろ」 「こんなちんちくりん倒したところで箔なんかつくもんかねぇ?」 「限君、裏会から何か聞いてる?」 「何も」 「ケッ、こいつはそういう奴なんだよ。例え何か知ってたって俺達には…」 「ただ、あのデカ頭、結界師じゃないと倒しても何も出ないと言っていた。やはり何か報酬があるんだろ」 「あれ?意外と限君、協力的…」 「ってことは報酬出す奴がいるってことだ」 「そういえば、こいつ、奴らに聞いたって。それってやっぱ烏森を狙ってる奴らのことだよな?」 壊れた校舎を修復する事になり、時音は手伝うように限の腕を掴んで指示を出すが、限は困惑したような顔をする。 「無理だ。俺は…壊すだけだ…」 限は手伝わずにその場を去ってしまうものの、時音は限の気持ちが変わり始めている事に気付く。 「あの子、戸惑ってるみたいだった。時間をかければ 仲良くなれると思う」 屋上で昼寝している限の隣で良守も昼寝する。 「お前、妖混じりって奴なんだって?それってこの土地にいて大丈夫なのか?」 「それについては散々注意を受けた。力を制御できていれば寧ろプラスに働く」 「怪我はもういいのか?」 「問題ない」 「あ゛ー、ずっりぃよな。俺なんか疲れてようが、傷が治ってなかろうが、毎日戦ってんだぜ。俺もそんな体だったらどんなに楽か」 「別に…。俺が望んだ体じゃない」 「でもさ、速く飛べるのっていいだろ?」 「…!?さぁな。いいことばかりじゃないさ」 「何だよ、それ」 「やっぱり温いよ、お前」 「喧嘩売ってんの!?こら。おい、待てよ、志々尾」 次回、「限と恋のアタック」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 21, 2007 09:14:24 PM
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