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テーマ:アニメあれこれ(27189)
カテゴリ:咎狗の血
ヒロイック・エイジの第21話を見ました。
第21話 惑星コドモス 「母星に程近い宙域だというのに全くの無防備。やはり連中には生存圏域という概念は存在しなかったか」 「警戒レベルを下げますか?」 「敵に合わせる必要はない。こっちはこっちのやり方でいく。とはいえ、ここが非戦闘宙域であることは間違いない。遊軍へ送ったメッセージが届くことを祈ろう」 待機状態のオーガン隊。 《単独で敵の母星へ向かうなど大胆極まりない。だが、姫様の判断が正しい事はこの状況を見れば明らか。次はどうなる…?》 『感じます、間違いない、確かにこの先に…』 惑星コドモスのプロメが、いちはやくアルゴノートの来訪を察し、来訪者に備えてコドモス地表において人類が生存できる環境の準備を始めていた。 これから重大な会話がなされるであろう事をレクティに伝え、その声を聞くように指示をする。 一方、ロムもプロメの行為を冷淡に見守っているのであった。 ベルクロスとアルテミアはケルビウスと戦いを続けていた。 アルゴノートからの入電を受けたニルバール。 「惑星コドモスだと!?降伏ではなく、あくまで和解だというのか!?」 「通信のタイムラグからすれば、アルゴノートはコドモスに到着する頃です」 「我々を滅ぼそうとする者の懐に飛び込むとは何と大胆極まる導きか。進路変更、惑星コドモスに向かう!!」 『感じます。私達を待っています』 「罠である可能性が…」 『そうは思えません』 『ディアネイラ様がお呼びです、すぐにこちらへ」 「…!?姫様の部屋へ…!?」 「イオラオス、参りました」 「立って下さい、イオラオス」 「ここは姫様のお部屋、姫様の御身の前、恐れ多いことにございます」 「そのようなことを言っていては私を連れては飛べません」 「…!!姫様を連れて…?」 「コドモスへ降ります」 「お考え直し下さい、ディアネイラ様」 「一刻の猶予もなりません」 「ですが、護衛を付けずに行かれるなど…」 「イオラオスがおります。この身一つで行くことに意味があるのです、アネーシャ。何としても和解を成立させなければこの星系にいるもの全てが滅びます」 「ディアネイラ様…」 「命に代えても姫様は私がお守りする」 「イオラオス…」 「姫様、場所の御指示を」 「私の力があなたの心を脅かしていませんか?イオラオス」 「いえ、姫様」 「良かった…。向かうべき場所を教えます。―見えますか?イオラオス」 「はい」 「あそこへ」 「環境は大丈夫なのでしょうか?」 「こちらに合わせ、整えられているようです。行きましょう、まだ時間が残されているうちに」 「御導きのままに」 ディアネイラはイオラオスとともにプロメとの会話に臨むべく、コドモスに降り立つ。 「待っていました、あなた方の言葉、あなた方の環境、あなた方の文明に従い、互いの意思を交わしましょう」 「私達の為に用意を整えて下さっているのを感じました」 「何故、私の存在をお解りになったのですか?」 「あなたの思いを感じたからです」 「それは感情ですか?」 「それよりも重く、静かなものでした」 互いに自己紹介し、互いのことを理解する必要があると思っていたことを話し合うのだった。 互いに共通するノドスを与えられた種族であり、そこに黄金の種族の意思が隠されていると考えると言うプロメの考えを聞いたディアネイラ。 「ノドスの契約は大きな矛盾をはらんでいます。しかし、黄金の種族に過ちはありえない。故に矛盾を引き起こしているのは現状であり、互いの和解を持って矛盾は整合に変わり、黄金の種族の種族の力は我々に齎されるのではないか」 「私達も平和を望んでいます。あなた方から何か奪おうとしているのではありません」 「我々の中にはあなた方を憎む者もいる。同胞達はこの対話の是非を巡って議論を重ねています」 「感じます、あなた方の間で保たれている素晴らしい精神のを均衡を」 「広大な宇宙に広がるための力です。宇宙で最も恐ろしいのは孤独、それに耐える為に精神の共有が発達し、感情を一部の者に委ねることが覚えました。しかし、それによって無視してはならない思いを置き去りにした」 「それは?」 「黄金の種族が姿を消した事への喪失感、彼らの偉大な導きを受け継ぎ、この宇宙の秩序を保つという使命感、それらが鉄の種族を滅ぼすべきという考えを生んだのです」 「何故、私達を?」 「黄金の種族は我々を見捨てたばかりか、あなた方に力を与えたからです。ノドス、黄金の種族に全てを学ぼうとしてきた我々にとってそれは裏切りにも等しいこと。しかし、あなた方を滅ぼすべきとするのは感情によるものばかりではありません。あなた方は自ら求めようとした星さえ破壊する恐ろしい種族でもあるのです」 「ぐっ…」 「私達は黄金の種族やあなた方のようにまだ宇宙に住むことの英知を持たないのかも知れません。ですが、未来永劫持てないと誰が決めたのでしょう。未熟だから滅ぼせと黄金の種族が決めたことがあったでしょうか」 「無論、我々も意見の対立を抱え、破壊を齎す危険をはらんでいます。私とあなたは共に黄金の種族から学ぶべきなのでしょう」 「あなた方が学んできた黄金の種族の力を私達は何も知りません」 「ですが、あなたは生まれながらにして知っている。スターウェーを持たない惑星オロンを見つけ出したことがその証」 「不思議な感覚に出会うことがあります。星々に宿る思いが導いてくれるような感覚。そして同時に私がいまだスターウェーを持たぬ星同士を結び付けているような感覚…」 「それこそがかつてない真理」 「私が感じる事柄が真理…」 「私は考え続けていました。星々の導きによって宇宙を旅する我々も同時に星々を導いているのではないか」 「スターウェーは星々の交流であると同時に命そのもの」 「星が生まれる前にスターウェーは生まれ」 「そして死ぬ前に消えてしまう」 「あなたはそれを直感的に理解した」 「私もまた考え続けていました」 「何故、スターウェーを外れることを恐れないのか」 「何故ならそれこそがかつて黄金の種族が私達に告げた『出でよ』という言葉の真理」 「星々はただ宇宙に満ちる様々な力によってのみ生まれるわけではない」 「生命が星々を交流することでもスターウェーを」 「この宇宙をスターウェーで満たすこと」 「それが黄金の種族の目的だったなら」 「際限のない戦いを容認したのもそれが最も生命の移動を活発にするという考えがあってのこと」 「もし、未来を知る力で私達の行いを宇宙にとっての罪悪と考えたなら彼らは止めたはず…」 「我々の争いなどこの宇宙にとって可能性と呼べるものがあったなら」 「私はそれを既に見ていた…」 「滅びの星・惑星オロンで」 「私とアルゴノートの存在が」 「「死んだはずのスターウェーを再び誕生させた」」 「だから、エイジと出会えた…」 アルゴノートに感情と向き合わずにパエトーが攻撃を仕掛けるが、他の銀の種族がアルゴノートの盾となる。 ケルビウスと戦うベルクロスとアルテミア。 黄金の種族がこの宇宙に初めて現れた星に黄金の種族の力の秘密があると考える。 そして、プロメはスターウェーを越えて星々をを導く者に今までつかさどってきた記憶を委ねると、ディアネイラと手を触れ合い、エリュシオンという星の名を伝えるのだった。 次回、「死の契約」 ヒロイック・エイジ DVDvol.5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 29, 2007 11:25:21 AM
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