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テーマ:アニメあれこれ(27189)
カテゴリ:DARKER THAN BLACK
DARKER THAN BLACK-黒の契約者-の第25話を見ました。
第25話 死神の見る夢は、黒より暗闇か? 「来てくれたんだ」 「アンバー…」 「銀もありがとう。あの子達は死んじゃったんだね。ごめんね、私にはもう時間が残されていないの」 斎藤と河野に電話がかかってくる。 誰もいないし、何が起こっているのかと聞かれた斎藤。 「正直言って怖いです。もうすぐ大黒斑の最終段階に入ります。もしかして東京はこのまま…」 契約者の子ども2人と戦う軍の姿を見た河野は戦争だと言います。 契約者だけが相手ではないため、防具も用意された車でこのどさくさに紛れて突入する斎藤と河野。 「大きな穴でも開いてるのかと思ったけど、何にもないね。寂しい所」 雷門にいるアンバーや黒、銀。 「これ以上は行けない」 「これで十分。南米の時はこんなに近づけなかったもの。もう怒ってないみたい。きっと猫ちゃんとあの子のお陰だね、ちゃんと伝えてくれた」 「ここへ来るまでお前達が戦う理由なんかに興味はなかった」 「今は違う?」 「南米の頃から続いてることなのか?あの時からお前達は組織と戦っていたのか?」 「もっとメンバーは少なかったけどね。組織の思惑を知ったのもずっと後。建国戦争を何度も経験した後だった。今よりもたくさんの星が流れていったずっと後。何の為にスパイをするのか、何の為に殺し合うのか、なんてこと考えもせず皆割り切って上から下される命令にただ従ってた。契約者だからね、そこは合理的に。でもある時から変わり始めた。誰が最初にってわけじゃなく、少しずつ。気がついたら私達は互いを仲間と呼び、色んな情報を持ち合うようになった。あなたの妹もその1人」 「白が?」 「組織の計画を最初に知ったのも彼女。気がつかなくて当然。彼女はあなただけは絶対巻き込みたくなかったんだもの。黒は私達と違って人間だから今も昔も。人間と契約者のどっちか取れって言われても困ったでしょ?だから彼女は…」 「いつからだ?いつから白は…」 「知らない、少しずつだよ。契約者となった彼女を受け入れるため、あなたが組織の命令に従うために彼女は少しずつ傷ついたり、悲しんだりして変わっていったんだと思う。で、何故そんなことが分かるのかというと、あたしもそうだから。それにあの子も。今はまだ分からないかもしれないけどあの子達も変わり始めている、少しずつ。どこの誰がどんな意図を持ってこのゲートを作ったのかは知らない。でも、私達が取り交わした契約は何かの始まりに過ぎない。100年後、10000年後、もっと先の100000年後に起きる何かの始まり」 「どうして今まで話せなかった?何故隠していた?」 「今じゃなきゃ私の話信じられなかったでしょ。それに言ったら黒は組織から抜けようとする。そしたら、今日まで生き残れなかった」 「もうすぐあれが来るって」 「あれ?」 「契約者とゲートを完全に消してしまうもの、あたし達の止めたいもの。黒、白に会いたい?不思議だよね、ここに来る前に砕いて皆に配ったのにまたこの形に戻ってる」 「何のつもりだ?」 「南米の時と同じ。あれが来る前に白の力を解放する。そうすれば誰もここに近づけなくなる、ヘブンズゲートのように。だから、黒、お願い」 「俺に何をしろって言うんだ?」 「嘘、もう気づいてるはずだよ。白はずっと黒の中にいる。彼女が死んだと黒が思ったあの時からずっと。電撃は白の能力の始まりの部分でしかない。ホントの力は黒、あなたが一番よく知ってるはず。さぁ、黒、白に会いに行こう」 「この町はどうなる?俺が力を解放したら、白に会うことを望んだら…契約者も人間もこの町に暮らす人間はどうなる!?消えるのか?南米の時のように。俺にはできない」 「じゃあ、契約者は消える。銀も私もこの星に暮らす全ての契約者が。黒、あなたを除いて」 サターンシステムが最終段階に入り、カウントダウンをシュレーダー博士が唱える。 「待って下さい!!BK-201はエクスプロージョンを引き起こさない、戸惑っています!!」 アンバーによって強制的に白の力を解放させられる黒。 東京消失計画はその時を遂に迎え、東京が真っ白な光に包まれていく。 幼い黒は月がある星空を見上げる。 「…ぅ…嫌だ、嫌だよ…ぅ…。こんなことしたくなかったよ…ぅ…消えて欲しくなかったよ…っ…」 「どうしたの?」 「どうもしない」 「そう」 「嘘じゃない」 「嘘」 「嘘じゃないったら!!」 「だったら、どうしてお兄ちゃんは泣いてるの?あたし、本当は気づいてた。お兄ちゃんが誰も殺したくないってこと。契約者になった私を受け入れるためにしたくもないことをお兄ちゃんはしているって」 「違う、俺は黒の死神だ」 「そうじゃないよ、お兄ちゃんはお兄ちゃんだよ。だからもう、無理しないで」 「全く無理しやがって。無理して粋がってんじゃねえよ!!お前のそのどっちつかずの態度に俺がどれだけ振り回されたか分かってんのか!!」 「だが、それが黒の面白いところでもある」 「でも、まさかその存在までもがどっちつかずだとは思わなかった。通りで契約者らしくないって思ったがね」 「分かったか?ただの人間のお前が契約者のフリなんかするから話がややこしくなるんだ。どっちか一方が無理なら両方取れ」 「契約者らしく、そして人間らしく」 ニックの手を掴んで立ち上がる黒に本当にそれでいいのか尋ねるアンバー。 「両方を選んだあなたの先には困難しか待っていない。組織はどんな手を使ってでもあなたを追ってくる。そうなれば、あなたはまた人を殺さなきゃならなくなる。もう嫌だって言ったじゃない!!折角手に入れたものを失うことになるんだよ!?本当の星空も、大切な妹とも会えなくなる。それでも…」 アンバーを抱きしめる黒。 「どうして…?あなたはずっと望んでいたはずだったのに…だから私は…」 「本当は君が彼を手放したくなかったんじゃないのか?」 「アンバー、俺は…」 黒にキスするアンバーはそれ以上聞きたくないと言い、白と手を繋ぎます。 「さようなら、お兄ちゃん」 「さようなら、星。さようなら、皆。さようなら、アンバー」 アンバーが能力を発動させるが、銀が戻ってきてと黒に声をかける。 暗闇の中、光っている観測霊の銀の声のする方へ向かう黒。 「私を1人にしないで!!」 銀の声がする手の形になった観測霊を掴む黒は現実世界に戻ってくる。 「黒」 「アンバーは?最後の力を使ったのか…。最初からそのつもりで…。行こう」 サターンシステムが最終段階に入り、カウントダウンに入る。 シュレーダー博士がカウントを取り始める。 「待って下さい!!BK-201は求心地にはいない、エクスプロージョンは起こらない、脅威は去ったんです!!。お願い、待って!!」 カウントダウンも終わり、スイッチを押すが何も起こらない。 黒によって変異してしまい、サターンシステムをもう一度撃つことができなくなってしまった。 エリック西島を撃った部長に蜥蜴の尻尾切りかと言う未咲。 「そもそも公安活動とはそういうものだ」 「部長、たった今ご自身が殺したエリック西島氏が組織のメンバーと共に契約者の大量殺戮を目論んだ。エクスプロージョンの危機は去っていたにも関わらず。先に仕掛けたのはあなた方なのですね、EPR側ではなく。契約者を根絶やしにするために」 「証拠は?」 「いずれ真相が明らかにされ、歴史の中で判断が下される時が来ます。その時、言い逃れられると思わないで頂きたい」 「組織の存在、私との繋がり、いずれも君には証明することはできない。君はまだ組織の巨大さを知らない」 「しかし、今回の騒動で契約者の存在が明るみに出される事はもはや避けられない」 「そうなる前に全てを闇に消し去るべきだったのだ。彼らが名もなき星の群れに過ぎないうちに」 録音していた未咲は首を絞められてしまうが、黒が助ける。 部長を殺そうとする黒を止める未咲。 「待って、李君!!」 「李という男はもういない」 やって来た斎藤に部長を拘束するように言う未咲達は脱出します。 『それから程なくして私達に日常が戻った。部長の言った通り、その後も契約者絡みの案件は増加の一途を辿っている。組織の存在を示す痕跡はどこからも発見されなかったしかし、契約者の存在は世の人々の知るところとなる。近い将来、私達にもきっと選択の時が訪れる』 黒は強制送還という名目でアパートから出ていた。 『私達は同じ道を選んだのだろうか、共に生きるという道を。聞きたい、そのことを彼の口から』 未咲は黒に似た姿の人を追いかけるが見失ってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 8, 2007 05:22:12 PM
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