げんしけん2の第8話を見ました。
第8話 こすけん
荻上の元に夏のコミフェス当選通知が届いた。
「やっちまった…」
「何か言いたいことでも?」
現視研の部室がコスプレ衣装が散乱していた。
「いいえ」
「最近ってコスプレイベント多いですからね。新入生の歓迎祭もありますし、どこで何着るか整理中なんです。邪魔なら片付けますけど?」
「いえ、別にいいです。何もしないですから。一度着たというか、着せられた経験を踏まえてあえて聞きますけど…」
「あれは咲さんが荻上さんに一発はじけてもらおうとってことで…」
「それはいいんですけど…いや、よくないんですけど。こんなの着るの恥ずかしくないんですか?」
「そりゃ恥ずかしいですよ、当然じゃないですか。人前に出るんですからデモだからコスプレは自己表現プランの一つになり得るんです。私はそう思ってます。荻上さんには分からないでしょうけど」
「昨日、コミフェスの当選通知が来たんですよ」
「あ、あ、あ、あ、それはよかったじゃないですか」
「ありがとうございます。で、そうすると、本を作んなきゃいけないんですよね。ということは、漫画描かなきゃいけないですよね?」
「そうですね」
「いや、初めて申し込んで受かったのは嬉しいし、本はちゃんと作るつもりだし、それは大前提としてあるんですけど…やっぱいいです」
「えぇ、何ですか、それ。察するにやおいを描くのが恥ずかしいと、今更言いたいわけですか?」
コミフェスの当選通知が届き、本来ならば喜ぶ所なのだが、
荻上の心境は複雑だった。
今更ながらやおいを描き本にする事が恥ずかしいということを
荻上は
大野に見破られる。
「今更なのは分かってますけど…」
「腐女子嫌いを公言しながら、自分の腐女子っぷりは見せたくないと?なぁ~んだ、そんなのすぐ解決できますよ。コスプレしまくって恥ずかしさに慣れればいいんです」
「あなた、コスプレ狂ですか?だから嫌だったんですよ。大野先輩に話すのは」
「何言ってんですか、言い出したのはそっちじゃないですか。恥ずかしくないんですか?とか言って。私はその恥ずかしいことをやってますよ。堂々とコスプレを。でも、荻上さんはやおいを描いたことがないじゃないですか。この差は大きいと思いますよ」
「描いたことはなくはないですよ」
「え?それは描いたことあるって事ですか?」
「少しくらいは」
「ちょっと見たいような…」
「嫌です」
「でも…」
「絶対嫌です!!」
「だから、ダメなんです!!だって、コミフェスで出すんでしょう!?そんなんだったら、最初から申し込まなければいいじゃないですか。――大体、コミフェスの神様にも落選した人にも失礼ですよ。そんな気持ちで参加されたって嬉しかないです!!」
「当選通知が来た時も嬉しさよりもプレッシャーが来て、色々色々疑問が駆け巡って、『どうなの?自分。本当に描けるの?本当に出せるの?本当に本当にこの恥ずかしい妄想を…形にして世に出すの?』そんなことばっか考えちゃって…ダメなんですよ」
大野の「それがどんな妄想か知りたいし、語り合いたいと思いますよ。本が出来たら見せてくれますか?」という一言で
荻上は再びコミフェスに向けて描く事を決意する事が出来たので、そのうち一回くらいならイベントでなければコスプレしてもいいと言う
荻上。
油断してそう言ってしまったからか、もう既に
大野は
荻上サイズの新作コスチュームを持っていた。
鍵がかかっていて中に入れない
笹原だったが、着替えを終えた
大野が鍵を開ける。
「どうですか?笹原さん」
「どうって…言われても…。ま、可愛いんじゃない?」
「ですよね。荻上さん、どう?可愛いって」
恥ずかしさのあまり部室から飛び出そうとした
荻上だが、外にいた男性達の視線を集めることになり、静かにドアを閉めて部室内に逃げ帰るのだった。
新入生歓迎祭でコスプレ衣装を展示している
大野。
朽木は触ると、触らないで下さいと言う
大野が言うので怒って匂いを嗅ぎまくる。
コスプレに興味を持った女性がやって来て、コスプレ研究会になりそうだと思う
笹原だった。
だが、
朽木の変態ぶりに女性達が去っていってしまうので
大野は会長命令で部室に戻るように指示する。
フレンドリーに接していたつもりだった
朽木が部室に戻ると中にいた
荻上に舌打ちされる。
笹原がとりなすが、
大野と
荻上の視線は冷たいままだった。
朽木の不審者センサーが反応し、コスチューム泥棒を見つけ、逆ギレ勝負でコスチュームだけは取り戻すが、日頃の行いが悪いので誤解されてしまう。
逆キレして、コスチューム着てしまう
朽木。
「何でこんなことに?」
「さっぱり…」
「月に言われて殲滅開始」
「嫌ぁぁぁぁ!!」
「何か学外の人だったらしくて…」
「あぁ、コスチューム泥棒?」
「何か凄く怖いんですけど…」
「物騒な世の中ですね」
「ま、クッチー活躍の巻ってことで」
「それは感謝してますし、濡れ衣は申し訳なかったんですが」
「肝心の入会申し込みは0か…。会長、割とショック?」
次回、「シューカツはいつも雨」
げんしけん2 DVDvol.1
げんしけん2 DVDvol.2