獣神演武の第18話を見ました。
第拾八幕 蓮通寺炎上
岱燈達は蓮通寺で久々に平穏な日々を過ごしていた。
しかし、再び蓮通寺を玄狼党が襲撃する。
趙香率いるくノ一軍団は陽動のため寺に火を放ち、その隙を突き
孫寧を捕らえる。
趙香は
孫寧を人質に「一人で来い」と
岱燈に命じ、五神闘士は一切手出しするなと言ってくる。
「ここまで来いだ!?言われなくたって行ってやるぜ!!親父!!」
「孫寧様を頼むぞ」
岱燈が
孫寧を助けに向かうと、隠れていた玄狼党が現れ、
曹栄達に襲いかかってくる。
「ワシを殺るか。だが、ワシは強いぞ」
隠れていた幻狼党を倒していく
曹栄だったが、そこに
史明が現れる。
岱燈が
孫寧の元に辿り着いたその時、
孫寧は
史明の気配を感じ取る。
「岱燈!!ワシのことはいい、今すぐ戻れ!!曹栄達によからぬ…いや悪すぎる予感がする。早く、早く戻れ!!」
「だ、だけど孫爺は…」
「ワシなどどうなってもいいんじゃ!!頼む、岱燈。早く!!」
「孫爺!!」
岱燈は
孫寧の様子に、ただならぬ気配を感じ
曹栄の元へと急ぐ…。
そして、
虎楊が
孫寧を助けに現れるのだった。
「よくねえ。いくらムカつくジジイだからといってご老体にこういう仕打ちはよ」
「ホホホホ、やはりムカつくか」
「えぇ、かなり」
「さぁ、破軍。そろそろ味あわさせてやるよ、楽しい楽しい余興をな!!」
岱燈が戻ると、倒したはずの敵が甦り始め、襲ってくる。
そして、
曹栄が刺されて倒れてしまう。
「いやぁぁぁ!!」
「親父!!親父!!」
「た、岱燈…」
「親父…っ…」
「何を泣く…?こんな世の中で生きているのだ、いつこのような時が来ても不思議ではない」
「でも、でもよ…ぅ…」
「曹栄さん!!」
「曹栄様!!」
「岱燈…孫寧、様は…?」
「孫寧様ならこちらでお助けしました。趙香の部隊も引き上げたようです」
「そうか、よかった…。ワシは誇りに思う、皆がこうして無事でいる。それこそ人を助け、守り慈しむ青龍党として本望だ…」
息を引き取った
曹栄。
「…!?」
「…っ!?岱燈…岱燈のせいだよ!!傍にいたのに、一番近くにいたのにどうして父上を助けられなかったのよ!!岱燈のバカ、バカバカ!!…ぅ…う…っ…」
そこに笑いながら姿を現す
史明に向かっていく
岱燈。
岱燈は怒りに任せて力を解放し、破軍の紋様が現れるも、力に呑み込まれずに
史明を吹っ飛ばすのだった。
「岱燈くん…」
「あれだけ怒っても岱燈はぶっ壊れなかった。破軍の力に飲み込まれなかったんだ…」
曹栄の墓に手を合わせる
岱燈と
頼羅。
「やはり行くか」
「あぁ」
「星の定めもそう出ておる。七つの星が再び都に集うとな。曹栄達のことは心配はいらぬ。史明に操られることのないよう封じておいた」
「ありがとう、孫爺。慶狼が蓮通寺を襲わせた意味、史明のこと、北辰記紀のこと、知らなきゃならないことが俺達には多すぎる」
「私はバカ兄貴の世話をするのに付いて行きます。きっとそれが父上の望みだろうから」
「頼羅ちゃんが行くならおいらも」
「奴らにはまた貸しができちまったからな。そろそろまとめて返してもらうぜ」
「劉煌ともう一人の五神闘士を探してきっと良い報告をさせていただきます」
「うむ」
岱燈らは都を目指すのだった。
次回、「わかたれし星」
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