映画「告白」を見てきました。
同じシーンを違う視点で繰り返すことによってどうして犯罪が起こったのか、なぜ少年は殺人を犯したのかなどの動機が明らかになっていったので個人的には楽しめました。
でも、見ていてどんよりとした気持ちにもなったので休みの日に見に行って正解でした。
平日の朝なのに意外と人がいて期待度が高い作品だったのかな?
原作未読でしたが、映画では描かれてない部分もあるだろうし読んでみたいな
以下ネタバレ注意
とある中学校、1年B組の終業式後のホームルームで担任・森口悠子が数ヶ月前、学校のプールで彼女の一人娘が死亡した事件の真相を話し始める。
「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
悠子は犯人である少年「A」と「B」を匿名ではあるもののクラスメイトには分かる形で告発し、警察に言うつもりはないが、少年法で守られた犯人達に、ある想像を絶する方法で処罰を与えると宣言する。
それは告白の前に配られた牛乳にHIV感染者で愛美の父親でもある桜宮正義の血を混ぜたというものだった。
悠子は学校を辞め、犯人Aである渡辺はとくに変わった様子もなく以前と同じように学校に来るもいじめの標的とされ、新担任の寺田良輝ことウェルテルがクラスのいじめを摘発するも、いじめが助長されてしまう。
一方、下村は自室に引きこもり、風呂も入らず髪も伸び放題となっており、わが子を溺愛するあまり無実を盲信する母親は、その変わり果てた姿に心が引き裂かれる思いであった。
そして、ウェルテルの家庭訪問が下村を追い込むこととなってしまう。
下村が渡辺によって気絶させられただけの愛美を殺したことを母に明かし、その母は自分も下村と共に天国に旅立とうと包丁を手にするが、逆に包丁で殺害されて階段の下に落ちてしまうのだった。
学級委員長の美月は下村が母親を殺害したのはウェルテルに追いつめられたからだと告白するのだが、ルナシーという少女の殺人者に憧れ、毒薬などを集めながら、渡辺と付き合っていた。
しかし、渡辺のことを誰よりも分かっているというと、渡辺の逆鱗に触れてしまい、殺されてしまうのだった。
美月は瓶で渡辺に殴られながら、ファミリーレストランで悠子に会ったことを思い出す。
牛乳に血を混ぜることは桜宮に阻止されて出来なかったものの、血を混ぜたといったこと、ウェルテルが崇拝する桜宮ならくするのではないかと相談に乗る形でいじめ問題や家庭訪問を通して渡辺と下村を追いつめていたのだった。
幼い頃から母親に電子工学などを学んでいたが、母親のように頭がよくなかったために度々幼少期の頃から虐待を受けていた。
しかし、そんな母親を溺愛しており、家を出ていった母親に注目されようと様々な発明品を作り、そのうちの1つ『処刑マシーン』こと『びっくり財布』が全国大会で特別賞を受賞したのだ。
だが、そのニュースもルナシー事件のせいで取り扱われる記事が小さくなってしまい、もっと大きな偉業を果たそうと爆弾を作ってしまうのだった。
そして、渡辺は賞を受賞した作文を式で体育館の壇上で発表する際、爆弾を爆発させようと考え、ウェブで自分のメッセージビデオを公開する。
そのビデオを見た悠子は美月の話から渡辺の弱点は渡辺の母親だということ知ると今までの中で一番に恐ろしい復讐で渡辺を追い詰めることにするのだった。
作文を発表し、爆弾を爆発させるのだが、体育館が爆発することはなかった。
そこに悠子から渡辺の携帯に電話がかかってくる。
爆弾を解除したこと、渡辺の母親に面会して渡辺の発明品を置いてきたことを明かす。
そう、渡辺が爆発させた爆弾は母親の研究所に置かれており、渡辺が自らの手で母親を殺してしまったのだった。
体育館で泣き崩れる渡辺の元に携帯で話しながら悠子が近づいてくる――。
「これから、あなたの更生の道が始まるのです。な~んて」
http://rirarira.no-blog.jp/da/2010/06/post_8da0.html