Q10の第6話を見ました。
――こういうの浮気っていうんだろうかQ10が好きなのに人間の女の子にちょっとときめいたりする自分がいる。女の子は少し怖い。でも何か可愛くてひっきりなしに動いてて生き生きしてて…。あの気持ちに嘘はない、嘘はないのに何だろう、このもやもやは…。どこにしまえばいいんだろう、このもやもやを
平太は周囲の女子高生達の可愛い仕草を見て、いつも固い表情の
Q10に物足りなさを感じてしまう。
「深いくんのとこも気をつけないと別れることになっちゃうかもね」
「はぁ?」
「これ、使ってみたら?Q10のおでこに翳すと深井くんの望みが叶うよ、ピッて。それ、使い捨てだから」
平太の前に現れた
月子は、
Q10のうなじに差し込むと望みがかなうというチップを渡す。
なぜ
月子が
Q10の正体を知っているのか動揺しながらも
平太がそのチップを使うと、
Q10が人間の女の子そっくりに振る舞いだした。
「平太、ねェ今からどこ行く?私はどこでもいいよ。平太の好きなところで」
「ちょっと待って」
「どうしたの?」
「Q10…」
「花恋って呼んで」
「か、花恋さん…」
「そうだ、キスしようか」
思わず胸がときめく
平太にキスを迫る
Q10だったが、充電が切れて動きが止まってしまう。
「大丈夫、充電が切れただけだから。それ、電力半端なく使うのよ」
月子はチップを
平太に渡してくるのだが、どうするか考えた後で
平太はチップを返す。
「自分の思い通りになるものなんていらない」
「無理しちゃって」
「無理するのもいいんじゃないかな。Q10のことなら何でも知ってる?」
「勿論」
「じゃあ、はにかんだ顔は?」
「Q10が内蔵している人工筋肉では、そこまで複雑な表情に応えきれない」
「Q10ははにかんだ顔するよ」
「だからってアンタのものじゃないから。Q10は私達のものなんだからね」」
平太が
Q10に望むことはこれから泣かないことだと言うと、
Q10は泣かないように自分の涙を取り出す操作を始める。
「コレデワタシハモウナキマセン」
「え、だって…一生泣かないの?」
「イッショウデス」
「ロボットの一生って…」
「アト250ネン」
泣きたくなったらどうするのかと問われたQ10は平太のことを思い出して代わりに笑うと答える。
お互いにはにかんだ平太はQ10の唇に唇を重ねるのだった。
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