星守る犬を見ました。
夏、とある山中に放置されたワゴン車から身元不明の中年男性と犬の遺体が発見された。
だが、男性の遺体は死後半年を経過していたが、犬の遺体は死後1ヶ月しか経っていないことが判明する。
犬はなぜ、男のそばに寄り添って死んだのか市役所の福祉課に勤める
奥津京介は、偶然出会った少女・
有希と共に、死んだ男と犬の足取りを追う旅を始める。
お父さんは彼を信じ支え続けるハッピーの存在を受け入れていたのに対して、京介はもうこれ以上愛する存在を失いたくないという自己防衛本能からクロを、最初だけ可愛がっただけですぐに放置するようになる。
旅を進めるにつれ、お父さんが病気を患い、失業、離婚、一家離散、そして家を失い、唯一傍にいた愛犬・ハッピーと共に車で旅に出たことが明らかになっていく。
京介と
有希の旅は東京、いわき、遠野、弘前、石狩、そして名寄と続いていく。
名寄に流れ着いたお父さんは暫くの間はキャンプ場の残飯などで生き延びるも、薬が切れ、冬になると死にたくないと思いながらハッピーを残してヒッソリと息を引き取ってしまう。
それでもお父さんのためにゴミ箱から残飯を捜そうとするハッピーが、キャンプ場で野犬と勘違いされて真木などを投げつけられて追い返されてしまう。
息も絶え絶えにハッピーはお父さんを信じて彼の骸の元に戻り、優しいお父さんのそばで眠りにつくのだった。
クロやハッピーの最後はやっぱり見ていて涙が出ちゃいました。
最後、京介が捨てられていた犬を拾うシーンは個人的に好きなシーンです!
もっと可愛がってあげれば良かった、遊んであげればよかった、電柱を臭いを嗅がせてあげればよかったと京介が思うシーンは実際に可愛がってあげていてもそう思うだろうし、京介のようにボールを投げつけたりして邪険にしたことがあるといっそう苦しんじゃうだろうなと思いました。
TBなどは
こちらまで。