「王子さまを探す女、お姫さまを待つ男」(by 精神科医 町沢静夫)から
そもそもボーダーラインというのはアイデンティティーが混乱し、自分自身を見失う障害
ですから、プリンセス・ダイアナはボーダーラインに重なってくるわけです。 彼女は自分が
見つからない、見つけられないという堂々巡りの中に落ち込んでいたのです。
-(中略)-
私は、亡くなった尾崎豊さんの場合も限りなく自殺に近い死だったと考えています。
アルコール依存、薬物依存はボーダーラインによく見られます。
-(中略)-
文学の世界でいえば、典型例として太宰治があげられます。 無頼派文学といって、
もう自分なんかどうでもいいという自滅の世界、爆発するような文学です。
絵画ではモディリアニやムンクなどがあげられます。 ムンクは分裂病の世界ですが、
「叫び」などはボーダーラインの段階でしょう。
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ボーダーライン(境界性パーソナリティ障害)型の有名人についての記載箇所を抜書きしました。