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Sep 12, 2009
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カテゴリ:オーケストラ

現在練習しているマーラーの交響曲第9番、編成はマーラーなので当然大きく、それが遺憾なく発揮されている場所もあるのだが、それだけにいい演奏にしたいのが小さな音の場所、特にだんだんとぎれていくような第4楽章の最後の部分だ。

第4楽章はゆったりとした旋律が何度も形を変えながら出てきていて、しかも和音も微妙に違ったりする。ドロドロとしたややこしい部分もあるにはあるが、基本的には美しい音楽。軋むような音の重ね方をしてはいるが、色もちゃんと感じられるのはやはりこの時代の音楽だなと思う。

実際に演奏していると、そういったいろいろな要素を本当に丁寧に弾いていきたいなと思う。どうやったらもっときれいに、もっとかすむことなく弱い音を引っ張っていくことができるのかと思う。大好きな曲だからこそ、感情におぼれてぐちゃぐちゃになるのではなく、いろいろと考えて工夫して味わいたいと思う。あふれる思いに流されそうな自分をもう一人の自分がどこかで見ていていざというときには抑えにかかるという状態が大事だといつも思っているが、それを本当に心の底から感じるのがこの曲を演奏しているときだ。

オーケストラ全体の和音や音質がもっときれいになってきたらいい感じではあるのだが、なかなか難しいところもある。せめてドミソの和音に帰ってくるときにアンテナが働けばと思うのだが、ややこしい曲で夢中になっているとそうも行かないのかな。あと、弱音になったときに空気が変わらないとか、音がかすれてしまうというのもちょっともったいない。本番に向けてはそういうことも頭に置きながらできればいいのだが。

そういえば、初めてライブでこの曲を聴いたのはベルティーニのケルン放送交響楽団だった。当時学生だったが張り込んでいい席のチケットを買って行った。その最後の部分は、なんでこんなに人数がいるのにこんなに小さな音、しかも切れることなくきれいなまま音を引っ張れるのだろうと驚いたことを覚えている。とても張り詰めた空気、静かな中にかすかな音が空気を揺らす、ただそれだけのことなのに感動してしまうのはとても不思議なものだ。そういう雰囲気で演奏できたらなと思う。






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Last updated  Sep 13, 2009 10:16:19 AM
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