『同じ月を見ている』
『同じ月を見ている』の試写に行って来ました。プレス向けに9月の下旬から試写はされていまして、既にかなり回数を重ねているのにもかかわらず、東映の試写室は補助席を出さなくてはならないくらいの満席でした。とてもありがたい事ですし、とても嬉しく思います。公開後の劇場もそうだと本当に嬉しいです。 映画は、ドラマが丁寧に描かれていて、宣伝のコピー通り“号泣”してくれるお客さんもいてくれるのではないでしょうか。もちろん、長編である原作の細かな設定を全て描いている訳ではありませんが、2時間弱の一つのストーリーになっていると思います。 この映画は、愚直なまでの純情な思いやりを描いていますが、同時に、その裏側の人間の汚さをもえぐり出そうとしているのです。人間の有様を考えてみれば、この「表」と「裏」は常に一緒に存在する、という事に気付かれると思います。その事を真摯に