ああ、やっと五月の連休が終わった。
毎年の恒例で、仙台から長男が今回は友達の車に便乗させてもらい帰省した。
まずまずの五月晴れの家族団欒の穏やかな連休だった。
五月の連休の中には子供の日も入る。
昔は「端午の節句」と言って
男子の健やかな成長を祝ったらしかった。
菖蒲
この絵は私がパソコンで描いたペイント画で、これは水彩絵。
こちらではまだまだ咲く季節ではないけど、
行事にちなんでアップしてみた。
そんな長男が、昨日仙台に帰って行き、やれやれとほっとしている。
長男はこの五月、お盆、正月と年に三回帰ってくるが、やはりたまに帰ってくる子は大事に思い、食事も夫と二男と私と三人の時よりも豪華になる。(ちなみに私の両親と同居はしてるが、食卓は別だ)
その上、長男は一度の食事に白飯をどんぶり二杯は食べてしまうので、こうした休みは、私は食事の支度や片付けで、精魂尽き果てる。(どこの母親も多分そうだろうな、特に遠くにいる息子のためにはね)
私「お前よく食べるね。」
長男「男の子はこれくらい普通でしょ。」
って、家にいる二男はこの半分だよ。。
そういう感じで、朝ご飯を食べてる時間に、テレビで韓国の船事故や、列車事故のニュースの続報を又見た。
私が「このニュース毎日だよね」と言ったら、夫が「な~に、人の噂も45日って言うだろ?そのうち誰も言わなくなるさ」と言う。
私は「それはないよ、人がたくさん死んでるのにさ・・・ところであんた、今45日って言わなかった?それっておかしいよ。75日だよ。」と言った。
そこへ仙台から帰省してた長男が話に割って入り、「いや49日だろ?」
私が「ちょっとお前、それは人が死んだあとの法要の日にちでしょ?」
長男「あれ?そうだっけ?」
夫「いや、45日だ!」
私「いや絶対75日だ!じゃ1,000円賭けようか!私絶対自信ある!」
夫「・・・いや、絶対45日だ!」
私「だから1,000円賭けようってば!」
夫「・・・」
私「ちょっと~~~~~自信あるくせに賭けられないの!」
長男はもうあきれてニヤニヤ私と夫の会話を聞いて楽しんでいた。
私「じゃネットで調べてやる!」
というわけで、「故事ことわざ辞典」なるものを発見して読んだ。
そしたら、
人の噂も七十五日
【意味】 人の噂も七十五日とは、世間で人があれこれ噂をしていても、それは長く続くものではなく、やがて自然に忘れ去られてしまうものだということ。
【注釈】どんな噂が立ってもそれは一時的なものに過ぎず、75日も経てば消えていくものだから放っておけば良いという意味が込められている。
なぜ、「七十五日」なのかの理由には諸説あるが、もっとも一般的で有力な説として以下の説が挙げられる。
昔は、春夏秋冬の他に土用の丑の日を含めた五季節という考え方があり、一年の365日を5で割ると73になる。
また、昔の暦は春夏秋冬の期間が年によって70~75日あるという説。
これらのことから、七十五日は一つの季節を表す説とされ、季節が過ぎる頃には人の噂も忘れられているということ。
・・・
【注意】 「七十五日」を四十五日、四十九日、七十九日などとするのは誤り。
以下略
私「ほ~~~~ら!ごらん!」
というわけで、特に【注意】のところは大きな声で読み聞かせたのだった。
それにしても、本好きで私よりも9歳上の夫が、人の噂のことわざをずっと45日だと思っていたらしいのが意外であった。
そしてまた、そんなに自信があるのなら、なぜ1,000円の賭けに出ないのか私にはもっと理解不能だった。
しかし、人の噂って、75日で終わるかな?
このことわざって、テレビのない時代の話でしょ・・・
それにテレビって、暇なときは何回でも同じ報道をするから、忘れたことを又思い出しちゃうこともある。
それに、私なら嫌なことは何年でも覚えてるから噂とかは心理的には関係ない。
自分の心が解決に向かわなければ意味ないと思う。
というわけで、こんな親子会話ができるのは平和で、楽しいものだ。
でも、なぜか女性は人の噂話が好きな傾向にある。
人が群れると集団心理で、これも又噂話が多くなる。
ことば選びに気を付けよう。。