韓国ソウル！文家の掟

すでにたくさんの方が書かれている
先日の日本人園児襲撃事件。
日本では放送されないが、韓国のテレビは
被疑者に対して　逮捕されてからも直接インタビュー
できるし、聴取されている所にテレビカメラが
入ることも許されている。
今回の事件は精神に異常がある男性の犯罪として
思想的な背景はないと、はっきり報道されていた。
領土問題に絡むものではないとのこと。

でも、　本当にそうか？
精神を病んでる人が、日本人を襲うに至る
原因や衝動の原因は絶対にある。
しかもこの時期に起こったということは、まぎれもなく
一連の竹島(独島）問題の報道を見ていたからだろう。

先ほど、韓国のテレビ番組でこの問題についての特集があった。日本人の学者にもきちんと意見を聞いている。
一瞬公平に見える特集だったが、よく操作してる。(笑）
日本の学者が日本の領土だと強く主張したものは出さない。
日本の軍備が増大してることに危機感を与えるような
巧妙な構成。軍事国家へ突き進んでるという印象を与える
シーンの数々。
アレを見たら、誰だって日本が国力・軍事力を使って
乗っ取ろうとしてるように感じる(笑）

韓国は領土を主張してるわけだから、それを放送するのは
仕方ないとしても、そういう巧妙な特集が反日感情を煽っていることも、気が付いてほしいと思う。

また、naverという韓国の代表的なサイトに２８日
｢ラストサムライ」の論評が出た。
その記事を今、検索しても見つからなかったのだが、簡単に言うと、映画内容の説明とともに

｢あの映画は、日本を美化している。サムライの武士道や
精神の上っ面だけを描き、西欧人に間違った憧憬を植え付けている。あの映画はアメリカ、日本という２大軍事大国の覇権主義を黙認させるような意味を内包してる。
切腹することが激賞されるにふさわしい行為か？」

と言うようなことが書かれていた。
ごもっともな意見でもあるんだけど(笑）
なぜそれが短絡的に軍事主義化につながるのかがわからない。
私もアメリカ人がサムライを美化しすぎだとは思う。
なぜ欧米人が日本に神秘的な感慨を抱くのかもわからない。
でも、映画と現代の防衛力を結びつける韓国人記者の頭の中は
もっとわからない。

とにかく、日本を舞台にした映画は、どんなに素晴らしい出来であろうとも、一言文句をつけたいのだろう。

昨日、すごく腹が立つことがあった。
襲撃事件のニュースを見た会社のＳさん。
みんなでコーヒーを飲んでるときに言った。


「でも　日本人も韓国人にやってるんだから　仕方ないじゃん」


仕方ない？
仕方ないって何が？
こどもが斧で頭をかち割られたことが？
思わず言ってしまった。

｢じゃ、日本人が韓国人の子供を斧で襲っても仕方ないの？
韓国人もやったことだから？」

Ｓさんは、そういう意味ではないと言ったけど、
Ｓさんの言い方は

｢やられたら　やりかえす」

ということだろう。
日本に侵略された。だからこっちが何か日本に悪いことをしても日本には怒る資格などない。
日本はもっと悪いことをしてるんだから。

これが　韓国や北朝鮮のいつもの言い分。

だからって　弱いものにその矛先が向いて
それを正当化することは許されないだろうに。

仕返しというのは、人間の最も恐ろしい心の部分だと思う。
イスラエルとパレスチナがまさにそうだ。
やられたら、やりかえす。
その繰り返しだ。
根本的な原因は　他国がつくったのに。

竹島問題のとき、日韓サイバー戦争なんてのが話題になった。
あれだって、仕返しの応酬。

戦争を起こした国に生まれた私が
韓国を支配した国に生まれた私が
言ったら　この国の人は怒るだろうか。

ゼロからスタートしたらダメ？と。

下の日記はライコス時代、一番つらいことを書いたもの。
長いので、面倒な人はここで終わりましょう(笑）
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2003/01/18
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久しぶりに感じた日本人ゆえの屈辱と悲しみ

- 今日は接待があった。
ソウルのある高校の校長と某大学の教授だ。
最初からなんで私が行くのかわからない会食で　金曜日だし
雨も降ってるし、気がすすまなかったが、嫌な予感は当たってしまった。

最初はよかった。当り障りのない話をしていた。
二次会で　ウィスキーが入ったあたりから高校の校長がおかしくなってきた。
彼は酔ってからんできた。
からむといってもセクハラ関係ではない。
案の定　出てきたのは　日本と韓国の関係についてだった。

まずは　先日の小泉首相の靖国神社参拝について嫌味を言われる。

”日本はあいかわらず　やることがずるい。仲良くしようといいながら
気を許したら　裏切られる。日本人と全羅道のヤツは本当にそっくりだな”

全羅道とは　韓国の南西部で、こんな小さな国の中でも差別的な待遇を
受けている地方のことだ。韓国人曰く、全羅道の人は　うそつきで裏切り者
が多いということだ。ばかげているが　韓国人はそう思っている人がけっこういるのだ。

さらに　日本人は・・・・と説教めいたものが続く。
ドイツは立派だ。ちゃんと今も被害にあったユダヤ人を探して賠償金を
払いつづけている。日本は　戦後補償もしていない。
歴史を歪曲して教えている。などなど・・・
しまいには　”日本ではキムチがただじゃない”とか”韓国製品が日本製品
の半額で売っている”とか　わけのわからない悪口になっていった。

一緒に行った韓国人の同僚と上司はなだめてくれたが、接待ゆえ
強く言うことも出来ず、私も”そうですね”と相槌だけを打ちつづけた。
もちろん心の中では　このバカオヤジをしばき倒していたが。

だが　ある一言が私をキレさせてしまった。
大学教授が私に言った。

”あなたのような若い日本人たちは、本当の歴史を知らないでしょう”

カチンときた。
もう何回も言われてきて慣れたつもりだったのに。

私は
”日本の学校で教えていないことが　韓国で教えられていることは知っているが，だからと言って日本で教えていること全てが嘘だとは思っていない。
韓国で教えていることだけが真実だとは誰にも言えない
のではないか”
と返事した。
この時点で接待する側としての立場は捨てたようなものだった。
私の返事に　横で聞いていた校長は吐き捨てるように言った。

”フン、ジョッパリが。”

ジョッパリとは　韓国人が日本人のことを侮蔑的に呼ぶときの言葉だ。
びっくりした。
いままで　この言葉を直接言われたことは一度もなかった。
まさか　教育者からこんな言葉がでるとは。

キレた私は　その校長に言った。
”先生たちが日本人は本当のことを言わないと
言ったから　私は韓国人と同じように思っていることをはっきりと言っただけです。それとも　はっきり言うのは　お嫌いでしたか”

校長は何か言ったが　それ以上は聞くつもりはなかった。

ここで　ひとつ断っておくが、こんな韓国人には初めて会った。
ほとんどの韓国人は、たとえ日本人やアメリカ人であろうと
親切に接してくれる。日本人だからという理由で嫌な思いをするのも日常生活の中では　まずほとんどない。
好意的な人が多いのだ。みな　優しい。
私も韓国人の友達と楽しく過ごしている。

だが、話が歴史に及んだときは別だ。小学生でも日本人は最低だと言う。
教育がそうだから仕方がない。
過去に　つらい思いをした人が現実にいるのだ。それも近所に、家族の中に。

ドイツは立派？そうだろうか？
国ではなく、ヒトラーが悪かったのだと　逃げることが出来る
じゃないか。
日本は戦後補償をしてない？
いったいいくら韓国にインフラ整備などで援助したと思っているのか。韓国がすべて自力で復興したと思ってるのか？
歪曲して教えている？
情報を操作しているのはどこの国だ？親日の韓国人作家が書いた本を発禁処分にした国はどこだ？


自分が日本という国に生まれたことを考えることがある。
食べることに苦労したことはない。
教育も受けられて　仕事もあり
戦争という恐怖に耐える経験もない。
幸せなんだと思う。

それでも韓国人がうらやましいと思うときがある。
彼らは　いつも”侵略された者の気持ちがわかるか”と詰め寄る。
侵略されたことのない日本人には　本当の傷みはわからないと。そのとおりだと思う。

だが、韓国人も絶対に私たちの気持ちはわからないだろう。
考えたこともないだろう。
日本に生まれ，日本人に生まれたがゆえに　戦争を知らなくても、永遠に加害者として責められる立場にある者の痛みなど。