「第3回喜の音会~縁でこそあれ末かけて」@清澄庭園・涼亭
新内勝喜さんのお勉強会にお邪魔してきました。丸ちゃんの新内の説明から流しの実演は写真OK(去年と同じね)。鶴賀喜代寿郎さんという方が巧みに客席を巻き込んでいく。あんな近くで三味線という楽器を観ること自体がなかなか貴重でおもわずまじまじと見てしまう。昨年のこの会で初めて新内というものに触れ、勝喜さんの流しの実演♪四谷~、に魅入られ今年も楽しみにしていました。今回なんと本物の四谷、やっぱすげー良い声でしびれる。芸者此糸と蘭蝶と女房お宮と3人分の声色も大変だけど三味線ずーっと弾きっぱなしなんだよね、短くしても45分くらいあったよ。ほら、ポップスとかって4分5分で一息つけるし、3曲くらい続けたとしても一回MCとかはさむじゃん。歌舞伎だって浄瑠璃と役者と交互だったりするじゃん、こんなずっと大変だよなー、と変なとこで感心。どっちの演目もひどい男が主人公なんだがゲストの丸ちゃんが、もう役柄似合いすぎててみんな吹きだして笑ってた。ボーナストラックでは美声も披露。勝喜さんの横で着物着てお芝居するんだけど、これ面白いからもっといろんなとこでやったらいいのに。1、若木仇名草(わかきのあだなぐさ)2、不心底闇鮑(ふしんていやみのあわび)-不心中の段-という二つの演目+ボーナストラック。五月晴れに木々の緑も美しく、演目にちなんだお菓子も美しく(特別に作ってもらったのはこれでしょうか、練りきりで蘭の花って珍しいよね?)非常に贅沢な豊かな時間をありがとうございました。は~。