☆心の中には宝物がいっぱい☆

高校３年生の次男は消防士の試験を受けに東京へ行きました。
同じ学校の友達４人で連れ立って夜行バスで行ったんです。
試験が終わった晩に帰りのバスに乗れば月曜の学校には間に合ったのに
「せっかく東京へ行くんだから」と観光兼ねて一日のんびり楽しみたいと。

学校は当然一日ズル休みすることになるんだよね。
まぁ学校側としてはまだ受験は始まったばかりで試験も続くし
まして消防は狭き門の上、息子たちはどうも目立ちすぎるというか
映画「海猿」の影響をモロに受けたミーハー軍団にしか見られておらず・・・
学校の授業をほったらかして公務員試験の勉強ばっかりやってて
印象悪いんだから仕方ないわよね

そんなグループなのに先生にズル休みの日の理由を
「帰りのバスの予約がいっぱいで取れなくてホテル予約して一日延長します」と言ったらしい。
そしたらしばらくしてから先生に「俺がネットで調べたら帰り時間のバスの空き有ったぞ！」
って言われたんだって
「おまえら余分に泊まるホテル代とバス代有ったら新幹線で帰れるやろー」って。

そりゃそうだわ（笑）
先生たぶんズル休みで東京観光してくるつもりってお見通しなんだよね。
それでも息子たちは「ホテルとってしもたからキャンセル料がかかるんで」って。
必死で言い訳考えたんでしょうね。

私を含むこのグループの親は「せっかくだからええ思い出作っておいでや」って
学校サボること容認してるんで息子たちの慌てぶりがおかしくて。
結局試験終わってからも「先生からもし電話きたらホテルキャンセルできんからって言うてな」
ってわざわざ電話してきたりして。

１次試験にもし合格したらまた２次受けに行くのに
「このチャンス逃したらもう二度と東京に行けないかもしれん」ってくらい
東京は遠い存在というかそれだけ憧れの対象なのかなぁ。

そのくせ、もしもなんかトラブルがあったら困るからと
財布とは別に保管しておくように言って持たせた緊急用予備の５千円で
「渋谷でズボン買っちゃった♪」なんてメールくるし。
親の心子知らずとはよく言ったもんやわ。

バスが朝着いたらその足で学校へ行くんだけど・・・
さぁどんな顔して帰ってくるやら～。