東野圭吾「手紙」
最近本当に彼の本ばかり読んでいます。一冊一冊も面白いのですが、なんと言ってもすべて雰囲気が違うこと。その昔赤川次郎さんにはまっていたことは、はまりつつも「なんかみんな似てる・・」と思ったこともありました。それを思うと東野さんてすごいのかも。この「手紙」、いつ予約をしたのかも思い出せないくらい待ってやっと回ってきました。そして「ミステリー」ではないけど面白く、一気読みです。真夜中に・・。難しい問題ですね。やはり「犯罪者の家族も差別される」ということによる犯罪者本人への罰のようなものは、被害者は持ってしまうと思う。でも家族は何もしていない。親とかだったらねえ、育てた責任的なものもあるかもしれないですが、この設定は弟。最後は関係を断ち切る決断をするのですが、結局これが一番本人には効くのかもしれません。「空白の叫び」をふと思い出しました。