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June 6, 2016
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カテゴリ:america

政治的良心って、なんですか?

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茂木健一郎さんの書かれた、上の記事をお読み下さい。読みやすく、主旨もよく分かります。しかし、この記事の中に、アメリカの政治的良心なる言葉が出てくるのですが、これが分からない。なんなのだろう?

茂木さんは、ご存じの通り、著名な脳学者です。その彼が書かれた、この文章は、明らかに社会や政治に関わる記述です。”政治的良心”なる概念は、その範疇のものと理解できます。

どうやら彼は、アメリカの政治風土の中には、自由や平等や民権のような”普遍的価値”の追求を目指す伝統が存在して、その人達の理性的な行動を「政治的良心」と認識しているように、解釈できます。しかし、それは幻ではありませんか?

つまり、そうした意味での、アメリカの政治的良心は、存在したとしても「エセ良心」に過ぎず、実質的に存在しないと云う方が、むしろ妥当ということです。

ここではっきりさせておきたい事実は、アメリカは「奴隷制社会」の国だという点です。過去がそうであっただけでなく、現在もそうだと云って、大きな間違いではないでしょう。過去は、制度的にまともに奴隷制社会だったのですが、現在は、奴隷状態に置かれている多くの人々の存在が是認されている社会という意味で、そうなのです。

現在のアメリカの社会を厳しい格差社会と表現する記述は多々見られますが、この格差社会の底辺の階層こそ、奴隷状態に甘んじざるを得ない人々と云えます。このような社会的実態を、アメリカの政治風土では、当然視してきたのでした。そこには、どう見ても、政治的良心が機能してきたとは、とても云えませんね。共和党は、顕著に、そうした立場でしょう。

トランプは、その社会的下層の人々を煽りたてて、予備選挙を優位に導いてきただけの話です。彼に「政治的良心」がないだけでなく、そもそも、政治的良心なる実体そのものが存在しない。理性的行動をカネに換えたがる「知識人」は確かにいますが、そこには政治的良心の欠けらも見られません。

アメリカに政治的良心を求めても、空回りするだけでしょうね。きっと…。






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Last updated  December 2, 2016 10:07:01 AM
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