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カテゴリ:絵画
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朝から、雨が降っていた。 会社から、一歩も出ない一日だった。 無口になりそう。 先日、神戸市立博物館へ、オルセー美術館展を見に行った。 JR三宮駅や、元町駅から近いです。 フランスで、オルセー美術館が、ルーヴルのすぐ近くにあるとは、 知りませんでした。 私にはやはり、印象派はなじみやすかったです。 モネ、マネ、ルノワールは、どれをみても、期待はずれはないけれど、 ゴッホやゴーギャン、ミレーにドガと、盛りだくさんの内容でした。 ギュスターヴ・モローのギリシャ神話に因んだ絵まで、ありました。 非現実的世界は好きなので、楽しかったです。 印象派の画家たちは、画家同士の交流も活発にあったのですね。 面白かったのは、モリゾが描いた絵画があるかと思えば、 モリゾがマネによって描かれた絵画もあるし、 混乱しそうでした。 そうそう、絵画ではないですが、とっても笑えたのは、 ジョルジュ・ラコンブのベッドの木枠と題した木彫りの作品です。 それは、とってもリアルに彫られていて、 存在、誕生、愛、死を表現していて、 単純明快にして、とにかく、すごい迫力なんです。 「誕生」は、赤ちゃんが、へしゃげた顔で、 今にも女性の体から、産まれ出ようとしていて、 取り上げようとされる、その瞬間を彫ったものなんです! 「愛」は、ぴったりくっついて愛し合う男女を、 「死」は、まるで愛し合う形のままのように横たわる死体・・ こんなベッドがあったら怖すぎだわ。(笑) そのほか、変り種では、ジャン・カリエスの彫刻、「カエルもどき」 今回は、これまで、あまり興味もてなかった彫刻が、ユニークでした。 この美術展での私の一番は、ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」 ゴッホの絵は、好きなのですが、嫌悪する絵もあります。 これは、以前から好きだった「夜のカフェ」と似た、 暖かい黄色を感じます。 ウジェーヌ・カリエールの「夜のクリシー広場」の絵は、霧の中です。 この人の作品は、以前プーシキン美術館展で見た、「母の接吻」同様、 とっても暗闇の中で、かすかにしか見えないの。 やっとこさ見える人の姿は、まるで幽霊のようにかすかだけど、 わたし、何だか好きなの。 またひとつみつけられて、嬉しかった。 こんな文をたらたら書いても、見てない人には、きっと意味が わからないですよね。 とにかく、絵を見るのは、楽しい。大好き!!
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