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テーマ:読書日記(1675)
カテゴリ:偏り気味な読書日記
他の本なら、発売からだいぶ経ってから読んでも
まーったくどうということもないのですが、 超話題作だっただけに 今「火花」読むの、自分でも違和感を感じています ![]() もう多くの方が読まれた、又は筋は知っているでしょうか? 文庫も出ていますし、ドラマにもなっていますし、 11月には映画も公開なんですねー 話は、 「徳永」という若いお笑い芸人(ピンではなく相方がいる)が 「神谷」という先輩芸人に出会い、 弟子になり、彼に心酔する年月を綴ったもの 2人以外の登場人物では、神谷の彼女的な存在「真樹」がとても印象的に描かれています まず一言目の感想 思ったよりよかった ![]() 「太宰」が好きというようなことを、又吉さんが口にするのを度々見たので、 太宰的な雰囲気を醸し出す話なのかと勝手に思っていたのですが 又吉ワールドがありました 又吉さんの非常に素直で優しい性質が表れていて、好感が持てます 書き方も、一瞬難解なの?と思いきや、わかりやすく書いています 芸人というだけでなく、作家としても評価されるに値すると思います 一方、この小説の根っこの部分で 「お笑い」ってなんなのか?と思ってしまった 「お笑い」ってむずかしいんだ・・・ 神谷のキテレツな発言や行動 ああいうものは、実際お笑いの人たちに見られる言動だと思う 「これって何?」と思ってしまう その後、実際「ぷぷっ」と笑ってしまうものもあれば、 一体何なのか、恐ろしげなものを見るような目で見守ってしまうこともしばしば また、その世界にいる人しかわからないこと、 でもその世界にいる人には大事なことというのがある 例えば、 火花の中で 神谷を支える真樹や、 神谷を軸に世界を回らせるような徳永がいて そういう自分の気に入った才能を支えるという魔力が お笑いの世界にはあるのだなと思った お金がなくても、先輩芸人が後輩芸人に奢るという関係性も その世界にいる人たちの美学として存在する その世界にいない私のような人から見ると、「わかんなーい」なのだけど 「火花」よかったですが、 唯一、最後神谷が巨乳になる件は、なくてよかった気がする でも、それも、お笑いの美学的には必要なのかな? 今からでも遅くありません ![]() どーぞ ![]() ![]() 火花 (文春文庫) [ 又吉 直樹 ] ランキングに参加しています ![]() できましたら、クリックよろしくお願いします ![]() 丁寧な暮らしブログランキング ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.19 08:28:41
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