3797987 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2008年07月24日
XML
テーマ:糖尿病(2614)
カテゴリ:糖尿病について
今回の記事は体験的ではありません。反体験的とでも申しましょうか、
ぼくは全然体験しなかった方法です。というより、ぼくは
その反対をやってきました。

人それぞれ自分が「これがいい」と判断して選んだ治療法を
行うのは当然だしそれはそれでいいんですけど、
その療法にはリスクを伴うかもしれないことを
知らないままにそれを行うことはやっぱり危険ではないか、
と思いまして、記事にしました。
今まではほとんど言及してこなかったんですが、
ぼくとしましては、お勧めできない方法だと思うので
取り挙げることにしました。
なんのことかと言いますと?タイトルの療法です。

低炭水化物療法とか、糖質制限療法とか、ローカーボ療法、
ノンカーボ療法など、いろいろ表現があって、それぞれに
詳細は異なるかも知れませんが、この記事では
低炭水化物療法と表現します。


患者:あのう私アルコールに弱くって、ビール飲むと
   酔ってしまって気分が悪くなるんです。

医師:じゃあ、ビールを飲むのは止めなさい。

患者:でもビールは大好きなんです。仕事終わって帰宅後の
   あの一本のビールがストレスを解消してくれるんです。

医師:じゃあノンアルコールビールにしなさい。
   アルコールゼロなら酔いませんから。

患者:な~るほど。


低炭水化物療法はこれと同じようなものですね。

食事をすると血糖値が上がる。しかしインスリンの抵抗性が強く、
(あるいはインスリンの分泌が少ない)
血糖値が下がりにくい。だったら糖質を摂らないことだ。

ということですね。

アルコールに弱い人はアルコールを飲まなくても生きていけます。
しかし、糖質(炭水化物)を摂らないことはどうなんでしょうか?
という疑問がぼくにはあります。
つまり、糖質は三大栄養素の一つ。
ほとんど、あるいは全く摂らないことは体にとっていいのでしょうか?

低炭水化物療法を行っている医師はぼくの知る限り三人います。
(ほかにもいるかもしれませんが)

釜池豊秋医師、江部康二医師、荒木裕医師(順不同)です。

この方たちが糖尿病治療に効果をあげています。

江部康二医師はご自身も糖尿病だそうでして、もう5年になるそうです。
江部医師の著書に、主食を抜けば糖尿病は良くなる!があります。
タイトルで気になる表現があります。それは、

糖尿病は良くなるです。治るとか完治するではない点です。

あるブログで、

>主食抜きは、もう5年やってますがいまだに効果ありますよ。

というコメントを見ました。
表現が腑に落ちないんです。

もう五年やってますが

五年かかっても完治しないのですか?ということです。それと、

いまだに効果あります

ではいずれ効果がなくなる日が来るのを覚悟しているのでしょうか?
うがった読み方をしていることは分かっています。


産経ニュース地方版には、次の記事がありました。

>「現実離れした理論なのでおじけづく人も多い」と釜池さん。
>だが、この『かまいけ式糖質ゼロ食』によって自身や患者の糖尿病を改善したという。
2008.2.14 03:22
【出典】糖尿病は食事術で「かまいけ式糖質ゼロ食」愛媛
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/080214/ehm0802140322001-n1.htm

ここでも糖尿病を改善したとあります。完治したではありません。


荒木裕医師の崇高クリニックサイトには次のような記述があります。

>当院の治療法で、『糖尿病』が治った患者さんが多数居られます。
http://www.suko-clinic.jp/araki7.html

多数とは何パーセントなのでしょうか?
また治った後の食事はどのようにしているのでしょうか?


では結論に参ります。安食育夫の中年の主張~!(なんと大袈裟な!)

低炭水化物療法で血糖値コントロールはできたとしても、
他の病気にかかるリスクが高くなるかもしれませんよ。


ということです。
つまり、炭水化物を摂らない代わりにタンパク質や脂質に
偏った状態でカロリーを摂ることになるからです。

上記三人の医師の間ではそれぞれ指導が少し異なるようですね。
しかし、炭水化物以外でカロリーを摂るとなると、
タンパク質、脂質の割合が増えます。
さらに、牛乳・乳製品も少しなら良しとしています。
さらに肉などの動物性食品も良しとしています。
これらはヒトの食性に合っていません。

そうしてひとたび低炭水化物療法を始めたら、
一生続けることになるのではないでしょうか?
ぼくが肉、牛乳・乳製品を摂らなくしてご飯を好きなだけ食べることで
健康を回復できたために、この食事を一生続けていくようにね?

肉食や牛乳・乳製品を摂取することは恐ろしくてもはや出来ません。

それと同じように炭水化物を摂取する食事は恐ろしくてできないのでは
ないでしょうか?ですからずうっと低炭水化物の食事をしていくことに
なるのではないでしょうか?

それは、他の生活習慣病のリスクを高めてしまうことになるのではないか?
と思うのです。
糖尿病は良くなったけど、癌にかかっってしまった、
ということもあり得なくはないと思うのです。(つづく)

釜池医師の医療法人アクアクリニック
http://www.kamaike.com/

ドクター江部の糖尿病徒然日記
http://koujiebe.blog95.fc2.com/

(ここで言及している糖尿病とは、2型糖尿病のことです)

人気blogランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年07月24日 22時41分50秒
コメント(4) | コメントを書く


PR

プロフィール

安食育夫

安食育夫

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カテゴリ

お気に入りブログ

白峰先生、最近の新… New! 鹿児島UFOさん

やっぱりお腹がちょ… かきつばた3672さん

11月中にはリホー… はなあそびさん

日本農村力デザイン… じんのすけ1971さん
坊るす日記 くじょるぱんさん

© Rakuten Group, Inc.
X