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食育に栄養学も食事バランスガイドもいらない

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2011年12月21日
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テーマ:糖尿病(2614)
カテゴリ:糖尿病について
それは当然でしょう。だって、肉を食べていい、というのだからね。
アトキンス式ダイエット(=低炭水化物ダイエット)に関して、
新谷弘実医師は次のように述べています。(青太字が引用)

6ヶ月以上炭水化物を抜いた食事を続けていると
腸相は確実に悪化していきます。
私はアトキンス・ダイエットを実践している人の腸を数多く診ましたが、
どれも腸相はよくありませんでした。とくに、このダイエット法を
一年以上続けているという人の腸はかたく、内腔(ないくう)も狭く、
中には腸の左右に憩室ができるなど、危険なほど悪化しているケースも
ありました。

腸相が悪くなる、ということだけでも低炭水化物の食事が
体には良くないことの十分な理由になりますね?

新谷氏は、ご自身のオフィスとアトキンス博士のオフィスが一時期
近かったこともあり、思い切って、

「あなたのダイエット法は間違っています。炭水化物を極端に
減らした食事は腸相を悪化させ、健康を害する危険性があります。
その事実を確認するためにも、一度、あなたの患者さんの
腸相を見に私のところへ来て下さい。」

と、はっきり忠告したそうです。
しかしアトキンス博士は、

「そんなことはありえない。」

と、認めなかったそうです。そうして、アトキンス博士は、
その後、心筋梗塞を患って体調を崩し、2003年4月に
72歳の若さで亡くなりました。
一方アトキンスダイエットを否定した新谷弘実氏は、
2007年に72歳の誕生日を健康体で迎えた、というわけです。

続けて新谷医師の記述です。

炭水化物を摂らないアトキンス・ダイエットでやせるのは、
インスリンが出なくなった糖尿病患者がやせていくのと同じ原理です。
通常、私たちの体は炭水化物を摂ることによって血糖値が上がり、
それが膵臓を刺激し、インスリンが分泌されます。インスリンは
体の細胞の細胞膜に働きかけ、血液の中の糖を細胞内に
取り入れるのを促すホルモンです。糖尿病は、
膵臓の働きが悪くなり、インスリンの分泌が衰えたり、
出なくなってしまったりする病気です。
インスリンが出なくなると、血液中の糖を細胞が取り込めなくなって
しまうため、体は飢餓状態になります。飢餓状態になった体は、
エネルギーを得るために、脂肪を分解し、エネルギーに
変えようとします。糖尿病患者がやせるのはこのためです。

次に「ケトアシドーシス(酸血症)」について書いてあります。
詳しいことは割愛しますが、次のように警告しています。

ケトアシドーシスに至らないまでも、「酸化=老化」だと
いうことがわかっていれば、このダイエットが決して体に
いいものではないことがおわかりいただけるでしょう。

さらにアトキンス・ダイエット実践者には、
偏頭痛や筋肉の痙攣、下痢などが起こることが多いとのこと。
これは「エネルギー不足になった体が発しているSOS信号だ」、
ということだそうです。
炭水化物を摂らないとなると蛋白質と脂質を多く摂ることになります。
新谷医師は続けます。

さらに問題なのは、タンパク質は便のもとにならないということです。
アトキンス・ダイエットでは野菜を多めに摂るように指導している
ようですが、食物繊維を豊富に含む良質な炭水化物を摂らないと、
充分な量の便を作ることはできません。充分な量の便ができないと、
胃腸の流れが悪くなるので、腸相は悪化していきます。
また、脂肪の摂取を制限しないアトキンス・ダイエットでは、
動物性脂肪の摂りすぎによって血液がドロドロになり、
酸素や栄養を全身にきちんと送れなくなってしまいます。

いくらやせることができても、身体が悲鳴を上げるようでは、
健康には生きていけませんね?
こういう、ヒトの食性に合っていない食べ物を食べていては、
いずれ病気になってしまうのではないでしょうか?

糖尿病の治療における低炭水化物療法も同様だと思うのです。
血糖値がうまくコントロールできたとしても、
他の病気にかかってしまうリスクは高くなってしまうのではないか?
そう思えてしかたがないのです。

最後に新谷医師の言葉です。

健康的にやせたいと思うなら、玄米や未精白の雑穀など、
良質な炭水化物を主体とした植物食と水をきちんと
摂ることが必要です。アトキンス・ダイエットのように
急激な減量は望めませんが、体に負担をかけないばかりか、
胃腸をきれいにしながら、健康的にやせることができます。

では、ダイエットではなくて、糖尿病を完治するためには
炭水化物とどのようにつきあったらよいのでしょうか?

【出典】
【送料無料】病気にならない生き方(3(若返り編))

(ここで言及している糖尿病とは、2型糖尿病のことです)

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最終更新日  2011年12月21日 18時09分49秒
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