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日々おだやかに、心豊かに

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2023.08.13
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カテゴリ:備えるもの
これから厳しい食糧難の時代が想定されています。



そんなこと、誰も言っていないよー
と思う方、
毎日の新聞やテレビで小さく小さく取り上げられているニュースを
パッチワークのようにつなげてみると、
その深刻さが見えてくるかも知れません。


そうなったら、国がなんとかしてくれるから大丈夫?
いえいえ、私たちの両親や祖父母たちは80年ほど前、
どんな目に遭ったでしょうか。
国は存亡をかけて国を守るだけで精一杯です。
一人ひとりの暮らしの面倒まで見てはくれません。


けれど、食料不足は日に日に深刻さを増しています。
世界各国で今日も水の難、日照りの難が起こっています。
今年の秋は一体収穫は望めるのか?

そのくらい深刻であることを
私たちはもっと知ったほうがいい。




何もできない庶民は、いったいどうやって
その難局を乗り切っていくのか?



それはただひとつ、
モノも食べ物もない状態を想像し、
自分で考え、自分で行動し、備えるのみです。

ほんの7~80年前、
国民全体が貧困と食糧難に苦しんだ時がありました。
でも、あるところにはあったのです。
いつの時代も、時代の流れをほんの少し先に読んで先回りする人が生き残ります。




では、何を備えたらいいのか。

私はそういう時、先人の知恵を借ります。
冷蔵庫も真空パックの技術もない時代、
人びとはどんな食料を保存してきたのか。
飢餓に備えたのか。


そのひとつが、かつお節です。

戦国武将、特に東海道など太平洋沿いに生きた人々たちは
長いいくさに出る時、かつお節を持ち歩きました。

蒸して干し、
カビを付けては干し、またカビを付けて干し
長い時をかけて醸した、超保存食です。
常温で持ち歩いても腐りません。
発酵によってカツオのたんぱく質はあらゆる必須アミノ酸を生み出し、
体力勝負の場で力の素となりました。

今後を見据えて、1本でも2本でも持っていて損はありません。




ところでホンモノの鰹節を食べたことがありますか?



自宅で使っているのは、すでに削られたパックのことが多いと思いますが
その裏に「本枯節」と書いてなかったら、
残念ながらそれはかつお節ではありません。


たぶん「かつおのふし」「花かつお」などと書いてあるでしょう。
それはカビを付ける前の、カツオの干物を削ったものです。
発酵食品ではありませんし、本枯節のように超長期保存には向いていないでしょう。



私たちが「かつおぶし」と呼んでいるものは
実は2種類あったのです。
販売者の都合により、まぎらわしい名前で分かりずらくしているのです。



手間がかかっていないから、かつおのふしは安価です。



一方、本枯れ節は時間も手間もかかっていますから、それに見合ったお値段です。


しかし、食べてみれば一目瞭然。
まったく味わい、滋味の深さが違うことに気づきます。



さらに自分で削ってその場で食べてみると、
いままで自分が何を食べてきたのだろうと、そのふくよかな香りに驚きます。


昔は、どこの家庭でもかつお節を都度削って使っていました。
何でも便利を優先する時代の流れの中で、削る文化がなくなってしまった。



私は小さい頃、かつお節を削るのが役目で、
母親のすぐそばでかつお節を削りながら、母にその日の出来事を話すのが楽しみでした。


めんどくさいのもいいもんだよ。



「本物」の本枯れ節。
削り器と一緒に備えておくといつでも削りたてが楽しめる。




本枯れ節のみもあり。




私も持っている、安全な削り器。
直接刃に触れないので、子どもでも削れます。
力もあまり要らないので、私のような軟弱者でもラクラク。





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Last updated  2023.08.13 20:58:10


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