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小学生だった娘の授業参観に出席した家内は、顔から火が出たと振り返った。 誰でも親が見に来たら、先生の出す問題にカッコ良く答えたい。 私も少なからず、そうだったから子供の気持ちは分かる。 しかし手を上げる事だけに存在感を示すのは、やはりカエルの子はカエルであるから か・・・。 先生 『さあ、今日は授業参観だから、ご両親が大勢見に来てくれてるよね。 みんな元気に学校で過ごしている事を、お父さんやお母さんに見せてあげるんだよ。 今日の国語の授業は、漢字のお勉強をします。 「さんずい」をこの間の授業で習ったよね。覚えているかな。 今日はこの「さんずい」を使って漢字の熟語を作ってみて下さい。 いいですか? あっ、早い、凡才君もう答えができた?』 凡才 『ハイ、先生、池袋!』 先生 『うん、確かに「さんずい」だけど、池袋は熟語ではなくて、地名だよね。 惜しいな。・・・他には?』 秀才 『ハイ、答えは電池です』 先生 『素晴らしい、グレート! 正解だ。さすがに秀才君だね。こうでなくちゃ。 他に?』 ━角万娘速攻で手を上げる。家内は心の中で祈ったそうだ。 どうぞこの子にご加護を。 ハイ、角万さん!』 角万娘 『乾電池!でーす』 先生 『う~ん、間違えじゃないけれど、秀才君の答えに似てるし、ちょっと・・ パクってるよね、他には?』 ━続けざまに角万娘手を上げる。家内は凝視していられない。 先生 『おっ、名誉挽回、ハイ、角万さん』 角万娘 『ハイ、スイッチ!!!で~~す』 なんでも教室中に先生の ゥワオォォォォという叫び声が響いたとか。 ・・・ そして時を同じくして、違う学校に通う角万の娘と同い年、いとこの良太郎の場合、 やはり甥っ子だけの事がある。 授業参観、地理の問題で、 日本で一番長い川は?の問題が出た。 良太郎 『そんなの三途の川に決まってるよ』 ここでも学校中に響く先生の雄叫び、ゥワオォォォォ が聞えたのだとさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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