テーマ:暮らしを楽しむ(384490)
カテゴリ:ひと息
寒天でコーヒーゼリーもどきを作った。
コップ一杯程度の水を鍋に入れ、ちぎった寒天とインスタントコーヒーと黒砂糖を入れる。 別のコップにココアを少量を水少量で溶いて、豆乳と白ワインを入れてコップ一杯にする。 待つこと30分。 鍋を火にかけ、寒天が溶けたらコップの中身を混ぜる。 型に注いで冷やす。 子供の頃、夏の昼、7人家族が台所に集まる。 スイカを切る日もあれば、かき氷、ところてん、寒天ゼリー、プリンなど、みんなで手作りして食べる日もよくあった。 もちろん、アイスクリームを買う日もあった。 けれど、私にとって夏の日の回想には、台所でのシーンが欠かせない。 特別な味のものでもないけれど、あの頃は美味しかったのだろうと思う。 そんな想い出と相まって、今また似たようなものを食べるとき、格別な美味しさがある。 グルメの行き着く果ては、心と味の共鳴なのかもしれないと思う。 父の言う、「戦後の芋のツル」の美味しさとどこか重なる。 食べ物ではないけれど、好きなものに夏の夕立のあとの夕暮れの色がある。 当たり前のようにあった風景は、懐かしさだけでなく、こころのゆとりも感じさせてくれるのは、そこにある時代背景なのかもしれない。 にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活
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最終更新日
2019年08月06日 20時53分49秒
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