札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

二つ目のお宿は、先斗町にある【三福】さん。



三条通りから先斗町の細い路地を行くとすぐ東側に「三福」という控えめな看板が見えてきます。



こちらの宿ももとお茶屋さんです。



五つある部屋のうち私たちが通されたのは、鴨川が見える1階のお部屋でした。
三福を選んだ理由がここにあります。
目の前に鴨川がある小さな宿というのは、ほとんどありません。



この長旅の最後の宿は、最も京都らしいところにしたいと思っていたので、三福さんをみつけた時は心の中で「よっし！」とガッツポーズを取ったほどでした。

片泊まりの宿なので夕食は外に出ましたが、早めに宿に戻り懐かしいモザイク豆タイルのお風呂にゆっくりと浸かり、鴨川を眺めながら静かな時間を過ごしました。
人生においてこのような贅沢な時間は、そんなにないかも知れません。
だからこそ、大切な思い出となっていつまでも記憶に残るのだと思いました。



旅の最後の日は早起きして、窓から見える鴨川の流れを写します。
この日の景色が永遠になりました。



しばらくしてお部屋に朝食が運ばれてきました。
いつもの三倍も時間をかけていただきます。



食事の後にお茶とデザートも出てきました。
どれも残さず美味しくいただきました。

しあわせな時間をありがとうございました。

｜逍遙館俱楽部代表｜

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