札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

3月1日に南3条西1丁目の和田ビルより移転オープンした【Brownbookscafe】。







円山にあった当初（森彦の斜め向かい現在円麦）から、たまにお邪魔していた素敵なカフェが会社とうちの丁度真ん中あたりに移るニュースを知ったのは昨年12月のこと。



和田ビルのカフェから眺める街路樹や夕暮れ時に灯る街の明かりがもう見られないのか・・・とショックを受けましたが、退去するのではなく別の形で残すと聞いてちょっと安心しました。



移転先は南3条西7丁目「カレー＆ごはんカフェouchi」の2階で、ちょっと前は「ジャックと山猫」というお店でした。

この辺りはM’Sカンパニーの斉藤さんが手掛けるテナントビルに、様々なジャンルのお店が次々とオープンしてから魅力度がぐっと上がり、それゆえ人気の出店場所となっています。



狸小路7丁目と交わり、ビルと古くからの小さなお店が混在するカオスな一帯。
わたしが越して来た1999年頃までは、ここは札幌の都心と普通の町並みとの境界線のような場所でした。
当時は大好きな「FAB cafe」がポツンとあるだけでしたね。



セカセカとした街場の時間の流れもこの辺りからちょっと減速するように感じました。
だからなのか、ホテルやコンビニではなく、ほっと一息つくことができる優しいカフェが似合う場所なのではないかと思います。



老舗の「FAB café」と興和産業ビルから移転した「ハリネズミ珈琲店」と、そして「brownbookscafe」・・・。
「今日はどのカフェで過ごそうかなぁ」と迷う楽しみが増えそうです。

｜逍遙館俱楽部代表｜

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