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まぐれ・トレード生活

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2007年05月16日
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本日の稽古は、背後から短刀を突きつけられているところから始まる技。

敵に背後に回られて、腰あたりに刃物を突きつけられるなんて、そんなバイオレンスな状況はおそらく一生ない。
・・・であろう。
たぶん。

あったら恐い。


だが「もしも」のための稽古である。


相手は木製の模擬短刀を右手に持っている。

すばやく右反転すると同時に自分の手刀を跳ね上げるようにして短刀をはずす。

この時、相手の腕を弾いてはいけない。どちらかというと「押す」に近い。

自分の手刀の上に相手の腕をのせる感覚だ。

その短刀をつかんでいる相手の手首を左手で取ると同時に、相手の背中側にさらに反転して小手返し。

 

ほとんど同じ捌きで、「隅落とし」も稽古する。

久しぶりであったので感覚を思い出しつつ。

 

この短刀取りは動線が明確になる感じで、突き・正面打ち・横面打ちなど、どんなパターンでも好きな方だ。

先生もわりと本気で突いてきてくれるので、よけなければ怪我するという緊張感がなかなかたまらない。

 

今日の収穫は木刀の稽古にあった。

相手の剣を左右にかわして頭を斬る練習の中でそれはあった。

 

木刀と木刀がぶつかるのだから、普通ならカツン!という乾いた音が響く。

これを先生は木刀で木刀を「受けとめる」ように音が柔らかくなるのだ。

受けをさせていただくと、その弾かない感覚がよくわかる。

 

木刀は茶帯・3級の頃から稽古していたのだが、やっと・・・やっとその「受けとめる」感覚というのだろうか、剣と剣がぶつかる間にゴムが入っているような感覚を初めてつかんだのだ。

(あっ!・・・)
と、心の中で叫びをあげるのと、「そう!今の・・・」とそばで見ていた先生が云うのが同時だった。

 

ほんの些細なことなので、これがこの先どういう意味を持ってくるのかは分からない。

おそらく傍目にはほとんど動きとして変わらないにちがいない。

 

でも感動に近いものがあるのだ。。。






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最終更新日  2007年05月16日 21時39分13秒
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