カテゴリ:古流ほか合気道など
本日、甲野善紀先生の稽古会があった。 一言で云って(感動した!!!) 三時間の稽古はあっという間に過ぎて、嬉しいやら、楽しいやら、気持ちいいやら・・・身体も心も爽快感といったらいいのか、やはり感動に包まれてしまった。
氏との交流を深めるため、35人定員と募集が少な目だったこともあり、甲野先生と接触する機会、言葉を交わす機会もあるだろう、と思ってたけど、それどころではなかった。 直接技をかけてもらったことは何度あったろうか・・・・。 不思議なのは、技にかかった瞬間、(気持ちいい)こと。 これは言葉では表現できない。 嫌な感じが全くない。もちろん痛みもない。 ただ、あっという間に転がされてたり・・・・というか、(あっという間)すら無い。
先生の動きには「起こり」がまったく無いのだ。 人が動き出すのには、必ず「気配」のようなものを視覚的に感じる。 それがまったく無い。
たとえば木刀を先生と向かい合って一対一で構えさせてもらった。 切先から三分の一のあたりを軽く触れ合わせる。 「少しでも動く気配があったら、木刀を弾くとか、かわすとかしてください」 ・・・とじつに穏やかな笑顔で言われる。
いつも木刀の稽古をしてるので、反応には少しだけ自信はあったが・・・・・・ まるで反応できなかった。。。 気がついたときには、先生の木刀の切先が自分の胸に届いている。 もう一度。 やはり・・・・ 気がついたときには、先生の木刀の切先が自分の手首を切り落とす状態になっている。
先生はまるで(動いていない)のだ。 というか、そう感じる。 似たような形で何回もやるのだけど、こちらはピクリとも反応できない。
たしかに間合いがあるはずなのに、 まるでコマ飛ばしのように、瞬間移動のように、しかもピタリと急所に切先が止まっている。。。 (ありえない・・・) 不思議すぎて可笑しくなる。 動く前も、動いた後も、先生は穏やかな微笑を絶やさない。
とにかく見るもの全てが、感じるもの全てが、未体験のことで、身体の内側から笑みが溢れてしまう。 (こんなスゴイ人がいるんだ) しかも、色々質問させていただいたが、とても気さくに答えてくれるし、身体を使って(感じさせて)くれる。 そして目線が暖かい。 こちらは初め(仰ぎ見る)感じだったのが、最後の方はずっと以前から知り合いだったような親しみを覚えてしまった。 不遜?なことだが(友達になりたい)と思った。 初対面の人間にそう思わせてしまう魅力と親近感を備えておられる。
それはやはり視線だとおもう。 本当に柔らかな暖かい視線を人に注ぐのだ。 目が合うと、つりこまれてしまうような、思わず自分も笑顔になってしまうような、そんな方だった。
いまはまだ興奮状態が続いていて、まとまりが無いが、思い出せばまた書いてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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