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期間限定のテニス教室も半分を過ぎた。
「リズムがいいですねー」 と、先生に褒めていただけるときは自分でも気持ちよくボールを打ち返している。 だが一旦リズムが狂いだすと、(バゴッ)とラケットにボールがぶつかる音も濁って、とんでもない所へ飛んでいく。 まだ技術が未熟で、ほとんどリズムだけで打ち返している状態だ。 細かい脚の動きとボールを打つタイミングが見事に調和したその瞬間は我ながら惚れ惚れするような打球が相手コートへ返っていく。 (自分じゃないみたい・・・) 快感だ。 身体とボールとラケットの「一瞬の調和」。それを求めてテニスをしているのかもしれない。 合気道も同じだ。 五年半以上稽古を続けていても、毎回「会心の技」が決まるわけではない。 相手の攻撃・体・呼吸などを捉えて自然な反応で調和した技をかけていくことができるのは一日に一回あれば良い方だ。 大抵は自分の技量の未熟さに打ちのめされつつ稽古を終える。 初段を允可されてから弐段に至るまで、そこそこ(いい感じ)を割り合い感じていたのはどうやら「誤解」であった。 いま自信らしいものは消失しつつある。 話を元に戻すが、それでもごくたまに「一瞬の調和」を感じるときが稽古中にある。 思うに、その瞬間を求めて合気道を続けているのかもしれない。 人生もまたそういうものだろうか。 「一瞬の幸福」に出会うために、人は日々を生きているのだろうか・・・と雨音を聞きつつ思考は巡る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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