|
テーマ:トリノ オリンピック(362)
カテゴリ:世界
宴の後の寂しさは、じわじわとやってくるものだ。
しかし、テレビは、まだまだ宴から去ろうとしない。 昨晩(今朝)の閉会式は、フィギュアフリーの徹夜がたたり とうとう起きられず、今晩の録画を観ることにした。 開会式で少女がイタリア国歌を歌ったが、 国歌を少女が歌うという先鞭をつけたのは ディスカールデスタン大統領のとき行われたアルベールビル大会からではなかったろうか。 フランス国内では、 「あんな残酷な内容の歌詞を少女に歌わせるのはどういうものか」 と、議論が出た。 でも、可愛かったんだよね、その少女。 見ていて感動したものだ。詩の内容はともかく。 ♪ゆけ 祖国の国民(くにたみ) ときこそ いたれり 正義の われらに 旗は ひるがえる 聞かずや 野に 山に 敵の 叫ぶを 悪魔のごとく 敵は血に飢えたり 立て国民 いざ鉾とれ 進め 進め 仇なす敵を ほふらん たぶん、「進め」の部分でしょうね、ここが「マルション~マルション~」 と唄うあたりが聞いていて好きな部分。意味も分からず。 オリンピックの開会式閉会式が、今のように派手になったのは、 1984年のロサンゼルスオリンピックからだ。 開会式で空を飛ぶ人間ロケットを出すというパフォーマンスで見る者を驚かせた。ほんとうにあのシーンはインパクトがあったのだ。 ときどきネットで「白い恋人」話がでたりする。 お菓子の白い恋人と、サザンの唄の白い恋人たち、のことであるが、 実はフランスグルノーブルオリンピックのときのテーマ曲? 「白い恋人たち」のほうが私たち50代にははるかに、ピンとくる。 それくらい日本中ではやったのだ。 白い恋人たちと言えばグルノーブルなので、サザンが白い恋人たちを 唄うと知ったときはそれのカバーかと思ったくらいだ。 今回、フィギィア女子で金を取ってから、 翌日から荒川選手のことでワイドショーは盛り上がっている。 今朝は、あの渡部絵美がコメントしていたがなんていったか もう覚えていない。あまりの激やせで綺麗になったほうに見とれてしまい 肝心の話はなんだったか。 有望な選手もいたが、父親の定年で選手生活を引退した、という話だったかな。とにかくお金がかかるのだという。なんとも切ない話だ。 なのに、日本冬季オリンピック委員会は、はやばやとコメントを出し詫びた。 曰く「見通しが甘かった。これからは選手を絞り込むことも考えて行きたい」 絞り込まなくてもよい。 それより、選手強化活動を進め、練習環境を調えてやって欲しい。 ちっとも注目されないが、クロカンで団体スプリント女子選手が8位という快挙をし コメントを求められ 「これでもう少し予算が増えればいいんですけど」 と控えめながら言わなければならない選手たちの気持ちを考えてあげて欲しい。 アルペンは一昨日終わった。 期待された佐々木明は二回目、残念ながら棄権。ポールをまたいでしまった。あれって不思議。どうやって逆手で倒しておいて滑ってゆけるんだろうと 選手がすべる度見入るのだが、よくわからない。 逆手だから跨いでしまうことが起きるのだろうが、順手だと時間をくう、というので逆手が当たり前なのかもしれない。 しかし、岡部も入賞しなかった男子回転、皆川賢太郎の0.04秒差の「4位」はすごい、と思う。カーリングスキー板が出来てから、操作はしやすくなったかわり、旗門設置が難しい設定になったようである。それを押しての快挙である。 スノボ女子クロス7位、 ショートトラック女子9位、 スピードスケート女子500m、0.05秒差4位、 カーリング7位。 みんな頑張った。 個々の選手の努力だけに頼らず、彼らに報いてやって欲しいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[世界] カテゴリの最新記事
|