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カテゴリ:日記
日曜の午後は、妻が子どもを連れて、近くに住む祖母の家に行く
その間、私の自由時間となる 今日もそうだった が、買い物で買った冷凍食品を冷蔵庫に入れに妻が家に戻ったとき、3才長男もついてきて、おとうさんと一緒に家にいると言い出した 私と長男で、家にいることになった 長男は、最初は私の膝の上に乗り、プラレールの商品の小冊子を静かに見ているだけだったが、次第に、プラレール欲しい、プラレール買って、とうるさくなってきた クリスマスでもないのに買えない、と言うと、やだ、と駄々をこねる サンタさんはクリスマスしか来ない、と言うと、クリスマスツリーを飾ればサンタさん来るんだよ、と言い返してくる じゃあ毎日飾ったら毎日サンタさん来るのか、毎日おもちゃもらえるのか、そしたら、家中おもちゃだらけになるぞ、と言うと、嬉しそうに、いいよ、と笑った サンタさんは冬になって、クリスマスにならないと来ないんだぞ、今欲しいって言われてもプラレール高いんだぞ、お父さんお金ないんだぞ、と言うと、おばあちゃん家に行ってお母さんにお金もらえばいい、と言う 妻が帰ってきて夕食を食べているときも、プラレール欲しい、お父さん嫌い、お父さんにこれあげない、と明太子パスタが入ったパックに手を突っ込み食べ始めた 行儀が悪いことに頭に来て、ダメだ、わがままばかり言うな、と叱って、パックを取り上げた 長男の目は涙で溢れ、じんわり赤くなっている ならぬことはならぬだ、甘やかさないぞ、と語気を強めると、長男は睨むような目を向けた 目は口ほどに物を言うが、口以上である 目の中に全く光がない こんなに冷たい目になるものだろうか、と思ったが、考えてみれば、面と向かって人に睨まれたことなどなかったろうし、まして、その睨む目自体をまじまじと間近で見ることなどなかった 人を睨む目というのは誰でもこんな感じなのだろう そう思うと、ほっとした そのうち、長男は椅子から降りて、部屋の電気を消し、真っ暗にした 私は何も言わず、真っ暗の中、飯を食べ続けた しばらくして、長男が私の肩をぽんぽん叩いたので、後ろを向いて、抱きしめてやった 抵抗せずに私の腕の中にいる長男は、安心しているようだった 電気付けて、と言うと、リモコンを押して、部屋を明るくしてくれた 子どもの欲求は際限がない どこかできちんと線を引かなければならない きちんとダメなことを教えなければならない その反面、どの子どもにも必ずある良い部分をたくさん見つけて褒める そんなことを繰り返しているうちに、毎日学んで、成長して、明るい元気な良い子どもに育ってくれるだろう 今日は毛筆でも臨書した お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年05月20日 00時38分17秒
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