|
テーマ:最近観た映画。(38865)
カテゴリ:~2006年 映画・ロマンス
刺繍をしなければといいながら、映画見てきちゃった。(笑)
LOVERS チャン・イーモウ監督 『HERO』『活きる』『初恋のきた道』 チャン・ツィイ― 『グリーンディスティニー』『HERO』 金城武 『不夜城』『リターナー』 アンディ・ラウ 『インファナル・アフェア』 LOVERS ストーリー 【唐の時代・・ 腐敗した政府に絶望して反政府組織が乱立した頃 国を討とうとする盲目の踊り子に近づく二人の官吏がいた】 唐といえば、遣唐使。 この唐の時代に鑑真が日本に来て仏教に影響を与えた。 更に、楊貴妃もこの時代の人だ。 日本では平安京が遷都された。 しかし、唐の後期になってくるとどこの王朝も同じだが、腐敗が始まり、民衆の不満が渦巻いていた。 そんな時代の物語だ。 盲目の踊り子小妹(シャオメイ) 盲目の役柄、目の動きをなくして踊り、アクションをする。 チャン・ツィイ―は、うまい。 前半の見所として、太鼓を袖で打ちながら踊るというシーンなど華麗だ。 そして、本当に彼女、顔が小さいのよね。 隣に金城武の顔がくると、金城さんだって決して顔が大きすぎると思ったことがないんだけど、『でかい!』と思っちゃうんだものね~(笑) この踊り子に素性を隠して近づく官吏・金(ジン)・・金城武。 金城武の良さが出ているかな~。 金は隋風と名前を変えて近づくのだが、隋風とは風のように気ままに・・という意味もあり。 この隋風という名前もこの物語で、重要かも・・ 金(ジン)のちょっと茶目っ気のあるような天真爛漫な、でも一直線の感じ、金城武に合っている。 金(ジン)は武術に長けている。 刀はもちろん弓の使い手でもある。 弓での見せ場が結構あるけれども、追っ手に囲まれた小妹を助けるために放たれた矢はすごかったよ。 かっこいいね~。 もう一人の主役でもあるアンディ・ラウ。 彼はかなり複雑な部分を演じている。 金城武と同僚でもあり、この二人に追手を仕掛ける役回りでもある官吏の劉(リウ) さらに仕掛けるばかりではなく・・・。 アンディ・ラウってよく知らなかったけど、香港のドル箱スターなんだってね。歌手でもあるそうな。 衣装はワダエミ、『HERO』のときと一緒。 衣装はやっぱり今回も良かった。 今回、色で仕掛けるという事はないのだけど、襟元に豪華な刺繍が見られたりする。 でも一番印象に残るのは、反政府組織である飛刀門の一派の着るグリーンの衣装だろうか。 このグリーンは、竹林によく合っている。 そうそう、『HERO』でもグリーンの布が、宮廷に張り巡らされている場面は印象に残っている。 さて、全体的な感想として、『HERO』で見せていた『愛』をピックアップして抜き出しましたという感じなのかな~~。 監督のあのいかつい顔からあんまり想像できないけど、結構感傷的な人なのかもしれない、この監督。 竹林は、『グリーン・ディステニー』が印象に残る。 最初、あれを見たときは、ワイヤーアクションとともに、竹林のすごさに驚いた。 今回も竹林は見せてくれる。 ワイヤーアクションも、しっかりと華麗。 ほんと、華麗で綺麗だよね、この監督のアクションは。 他に自然が美しいのは、この監督のこだわりだけど。 季節的には秋の終わりか。 一瞬にして雪景色になるのはすごかった。 最初、「ここまで監督ってば凝っちゃったのね。また雪を大量に用意したのかしら?」、と思ったのだが、これは本当に一瞬で雪景色になっちゃったらしい。 しかし、そのおかげでなかなか綺麗な場面に仕上がった。 ストーリー的には、HEROの骨太な部分がないような気がする。 やっぱり、ジェット・リーなら【HERO】で金城武だと【LOVERS】になるのかしらね~。 広がりという点では、ちょっと小ぶりだから『HERO』のイメージで見に行くと、辛いと思う。 『グリーン・ディステニー』のイメージで見に行くといいんじゃないだろうか・・ あ、この『グリーン・・・』は監督が違いますよね。 『グリーン』はアン・リー監督です。 でも最後しっかり、泣けましたからね~、ほろほろとして来ていただきたい、そんな映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[~2006年 映画・ロマンス] カテゴリの最新記事
|
|