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テーマ:レンタル映画(815)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
皆さんのところで、ガエル君がとよく紹介されていた映画ですよね。
何故か、今ごろになってみています。 なかなか長い映画で(153分)、途中飽きちゃったらどうしようと思っていたのです。 しかし、それは杞憂でしたね~~ ☆アモーレス・ペロス☆(1999) アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督 エミリオ・エチェパリア・・・・・・・エル・チーボ ガエル・ガルシア・ベルナル・・・・・オクタビオ ゴヤ・トレド・・・・・・・・・・・・バレリア ストーリー オムニバス風ドラマ 交差点に車が突っ込んできた。車を運転しているのはオクタビオと友人、そして後部座席にはオクタビオの愛犬で闘犬のコフィが血を流していた。 執拗に追いかけてくる車から逃げていたのだ。 そして彼の車は、事故を起こした。 この事故を中心に、三つの話が繰り広げられる。 オクタビオとスリナ・・・兄嫁スリナに横恋慕する青年オクタビオの話。 ダニエルとバレリア・・・不倫相手のダニエルとやっと一緒に暮らし始めたバレリアの話。 エル・チーボとマル・・・妻も娘も捨てテロ活動に走り今では殺し屋になった初老の男エル・チーボの話。 どの話も、犬が関わってくる。 交通事故と犬つながり。 ~~~~~~~~ ネタバレ部分あります。 最初のオクタビオの話は、とにかく少女のような女の子が兄嫁だと言うのに、最初ビックリしちゃった。 子どももいるしね、そしてチンピラ風の兄貴が旦那だというし~~。 こんな若い夫婦、愛がいっぱいと言えばいっぱいかもしれないが、なんとも不安定な夫婦なんだ。 普通なら、こんな男についていかないよと、つぶやく。 でも、スサナは、不安におびえ夫の暴力におびえながら彼から離れられない。 そんな二人を見つめるオクタビオ。 スサナを愛しているんだ、こんな兄貴じゃなくて俺と一緒に逃げよう・・・ オクタビオの突っ走りが、なんとも悲しい。 兄貴と結局同じ、女性の気持ちの複雑さを知る彼だった。 ~~~~~~~~~~ しかし、この二番目の話から、面白くなってきた。 なにせ、ばか犬なんだもの(笑) バレリアの話は、この交通事故の後からだ。 オクタビオが突っ込んだとき、相手の車はバレリアの車だった。 バレリアは重傷で、足を複雑骨折。 車椅子で家に帰る。 もちろんやっと一緒になったダニエルが待っているアパートだ。 彼女の傷の不安、動けないイライラ、しかもモップのような愛犬が床にあいた穴にモグって出てこない。 これがまたどうなるんだ、この犬は!? 生きているのか、死んでいるのか? そして、彼女のイライラと同時に、ダニエルとの関係も微妙になる。 二人はどうするんだろう? そんな話の展開が面白かった。 ~~~~~~~ エル・チーボは、最初っから、ちょこちょこと画面に出て来ていた。 むさくるしく髪を伸ばし髭もたくわえ。 なにやら、胡散臭い浮浪者のよう。 彼の仕事は廃品回収。いつも犬をたくさん引き連れている。 そして、本当は彼は殺し屋。こっそりと、人目につかないプロの殺し屋だ。 そんな彼と、彼がかつて捨てた娘マル。 マルは彼を父親だとは知らない。 彼の殺し屋としての仕事が、マルと関係してくるところが面白い。 そしてエルチーボが、それをどう解決したのか。 このエルチーボが、髪を切り髭をそったら、あら!渋くていい男♪ オクタビオの犬コフィが、エルチーボで起こした事。 コフィに罪はないんだけど・・ ~~~~~~ バレリアの室内犬は、まあ別だけど。ほかの犬達は、あれは演技なんだろうか・・・ 犬好きにはちょっと目を背けたくなるかもしれない。 ひとつの事故を中心に見せる、みんな愛の物語だったね。 面白い映画だった。 まったく飽きる事がなく、ガエル君からエミリオまでしっかり見せてもらった。 堪能しました♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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