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テーマ:レンタル映画(817)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
二つの映画は、どちらも皆さんのHPやブログを巡り歩いて見たい物のリストにあげておいた映画です。
いつも、いろいろ教えていただいています。 ☆レナードの朝☆(1990) ベニ―・マーシャル監督 ロバート・デ・ニーロ・・・・・・・レナード ロビン・ウィリアムズ・・・・・・・セイヤー医師 ストーリー 1920年代に眠り病という脳炎にかかった患者がその後、神経障害をわずらい昏睡状態になってしまった。 多くの医師がこれらの患者の回復は見込めないという中、一人の医師が施した治療が奇跡的な回復をみせる。 実話に基づいた映画。 ~~~~~~~~ 実話ということに驚くのだが、まだまだこの難病に目覚しい効果を得られる治療が見つからないらしい事が悲しい。 ただ、演出的に30年間寝たきりの人間があそこまで短期間で驚異的な回復を見せる事はちょっと難しいだろうなと思う。 そういうところは、せっかくの実話を元にしているのにちょっと、残念だなと思った。 どうしてもデニーロの演技に目を奪われてしまうのだが、ロビン・ウィリアムズの抑えた演技もよかった。 そして、このロビンを陰ながら、支える看護士エレノアが、いいね。 彼女のような味方がいてくれたからこそ、彼はがんばれたのだろうと思うし。 デニーロが、ひと時の恋をして、生きている実感を味わう部分は悲しいけれども美しかった。 特にラストダンスは、素晴らしかった。 セイヤー医師のような熱意と真摯な態度の医師がいるとして、彼ならば任せたいと思う。 たとえ一瞬の目覚めであっても、自分なら試してみたいだろうな。 ただ、その後の絶望感はなんともいえなかったが・・・ 後半のレナードとセイヤーが、二人で戦う姿をもっと見せてほしかった・・ 前半の回復していく喜びが強いから、後半はかなりめげるね。 ただ、先ほども書いたのだがあまりにも急速な回復を見せたから、「アルジャーノン」のようにならないといいのだがと、内心思っていたのだ。 めげているのはセイヤー医師も同じだったろうが、彼の苦悩はもっと見せても良かったのではないかと思う。 しかし、レナードの目覚めがセイヤー医師も目覚めさせてくれた。 人間関係が不得手なセイヤーが一歩踏み出すところは、レナードのおかげだったのだし。 彼の分まで、そして次の患者のためにセイヤー医師にはがんばって欲しいと思うのだ。 できれば・・・再び眠りに入ったレナードの意識を又呼び戻して欲しいと思った。 ************* ☆ロザンナのために☆(1997) ポール・ウェイランド監督 ジャン・レノ・・・・・マルチェロ マーセデス・ルール・・ロザンナ ストーリー イタリアの小さな村で酒場を営むマルチェロ。 彼の妻は難病にかかり余命少ない。 マルチェロの気がかりは、村の墓地には残りのスペースが3人分しかない事だ。 彼らの亡くなった娘の隣に妻を眠らせてあげたいと思うのだが。 そこで、マルチェロは村人から死人が出ないように奮闘するのだ。 ~~~~~~~ マルチェロが愛する妻のために、血圧が上がっちゃうくらいに奮闘する。 コメディだが、ラブストーリーでもある。 妻の気がかりは、お墓のこともあるのだけれども、やはり残される夫のことだ。 「あなたには奥さんが必要よ」 お互いの事を心配してなんとも羨ましいくらいの愛情なんだね。 しかし、そこに20年前の誘拐犯が絡んできて・・ドタバタになったりして(笑) ブラックな笑いもあるし、そこらへんはこの監督が「Mr・ビーン」のTV版の監督だというので頷けるかな。 ロザンナは、死ぬことにそれほど絶望感を感じているように見えない。 やはり夫のおかげかもしれないが、亡くなった娘のおかげでもあるなあ。 「あなたの側に行けるからそんなに死ぬのも恐くないのよ」って。 そこらへんのところは、わかるな~。 まあ、死んだら「無」になるんだよと「海を飛ぶ夢」の主人公も言っていたし、私もそう思っているのだが。 ただ死ぬまでには心構えがあった方が安心できる。 ラストまで、暗さが無く活力がある。 オチも、楽しいしね。 人間、最後まで自分の人生を生きたいものだが・・ こればかりは、果たしてそううまくいくものかは、わからないね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[~2006年 映画・ドラマ] カテゴリの最新記事
「レナードの朝」は可哀そう過ぎて好きになれません。あの映画と似てませんか?「アルジャーノンに花束を」・・昔リアルタイムで見ました。
今日はこれから映画(^^)。 (2005.04.22 09:20:25)
>「レナードの朝」は可哀そう過ぎて好きになれません。あの映画と似てませんか?「アルジャーノンに花束を」・・昔リアルタイムで見ました。
>今日はこれから映画(^^)。 ええ、私もそう思いました。 この感想も、なかなか書くのが大変でした。 アルジャーノンは、小説で読みました。映画は見てないし、前TVでドラマになっていましたが、そちらも見ていません。 かわいそうなのを知っているとなかなか見られないです~~。 はなびらさん、今日は何の映画を見に行ったのかしら~~^^) (2005.04.22 19:04:53)
ロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズとは、、濃そうですねー。見ごたえありそう。。
「ロザンナのために」面白そう。。 死をみつめながらも ユーモアもって、見やすそうですね。^^ (2005.04.22 19:59:54)
「レナードの朝」は、二人のキャスティング、逆でもきっと違和感なかったよね?それだけ二人が、巧いってことかな?悲しいお話よね~。私もやっぱり、病気の映画は辛くて苦手ではあります♪
「ロザンナのために」でお口直しね?(笑) 同じ死と隣り合わせの話でも、描き方ひとつで、全然観る側のキモチも変わってくるのが不思議で面白いところよね! 日記リンク、ありがとう~♪ これからもいっぱい、お話しましょうね!(笑) (2005.04.22 22:18:49)
>ロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズとは、、濃そうですねー。見ごたえありそう。。 見ごたえと言うと、デニーロの熱演でしょうか。 確かに、上手かったのですが。 かわいそうなんで・・ >「ロザンナのために」面白そう。。 >死をみつめながらも ユーモアもって、見やすそうですね。^^ ブラックな所も、さばさばしているところも。 ジャン・レノが突き進んでいくのも、面白かったですよ。 (2005.04.23 07:44:21)
>「レナードの朝」は、二人のキャスティング、逆でもきっと違和感なかったよね?それだけ二人が、巧いってことかな?悲しいお話よね~。私もやっぱり、病気の映画は辛くて苦手ではあります♪ なるほど、ロビンも患者の役も、きっと上手く演じたと思いますね~~。想像がつくなあ。 デニーロが医者のほうなら、もっと厳しい顔をした医者になるかな~? 二人とも、上手いですもんね~~。 >「ロザンナのために」でお口直しね?(笑) >同じ死と隣り合わせの話でも、描き方ひとつで、全然観る側のキモチも変わってくるのが不思議で面白いところよね! ほんとうにね。 ジャン・レノのコメディっぽい雰囲気って、結構好きです。 思い込んで、奮闘する姿よかったですね~。 >日記リンク、ありがとう~♪ >これからもいっぱい、お話しましょうね!(笑) これからもよろしくお願いします~。 (2005.04.23 07:48:39)
遅レスになってしまいましたが・・・
「レナード・・・」ご覧になったんですね。 確かにあの結末は何とも言えない悲しさがありましたね。。。 >ロビン・ウィリアムズの抑えた演技もよかった。 >そして、このロビンを陰ながら、支える看護士エレノアが、いいね。 ↑よかったですよね。 デ・ニーロの演技に目を奪われがちですが、ロビンの抑えた演技あってこその映画だと思います-☆ (2005.04.27 00:22:46) |
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