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テーマ:DVD映画鑑賞(13603)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
☆クレールの刺繍☆(2003)
エレオノール・フォーシェ監督 ローラ・ネマルク・・・・・・・・クレール アリアンヌ・アスカリッド・・・・メリキアン夫人 トマ・ラロプ・・・・・・・・・・ギョーム マリー・フェリックス・・・・・・リシュル ストーリー 17歳のクレールは、妊娠5カ月半。膨らみ始めたお腹を隠し、スーパーで働きながら自宅で刺繍の創作に打ち込んでいる。望まない妊娠を母親にも打ち明けられず、産後すぐに養子に出す「匿名出産」を選ぶが、不安は消えない。そんな彼女は、息子を事故で亡くしたばかりの刺繍職人・メリキアン夫人のアトリエに通ううちに、刺繍の奥深さに触れ、そして他者と心を通わす充足感をも知るようになるのだった・・・。 ~~~~~~~~~~ 二人の女性の再生の物語です。 女性向けの映画ですね。 私が興味を持っていたのは、何よりも刺繍。 どんな刺繍なのか興味深く見ました。 デザイナーブランド物を作っているのかしら。 まさに職人さん。 刺繍用のミシンも面白かった。 これは便利よね~~。 刺繍といってもスパンコールを特別な針でさしていく、ビーズ刺繍ですね。 以前、ビーズの貴公子といわれる田川先生のドレスを見た事がありますが、まさにビーズがぎっちりスパンコールがキラキラ!豪華でした~~。 こうやって一つ一つ丁寧に刺されていくんですよね、根気が要る仕事です。 出来上がったものは、メリキアン夫人にプレゼントした黒のショールしか映画では出てこなかったのですが、シックで豪華でした。 そうそう、ラストの方で二人で作っている赤い刺繍。 あれはなにになるのかなあと興味ありましたね~、ドレスになるのかショールになるのか・・ 素敵な物になりそうでした。 一方刺繍好きのクレールが自宅で刺している刺繍は、かわいらしかったです。 ファーをつけたりメタルをつけたり、もちろんスパンコールも使っていましたけど。 メリキアン夫人の工房に就職しようと、彼女は自分の刺した作品を持っていくのですが、どれも部分的な作品で形になってはいなかったですね。 デザインを見てもらい、刺繍の腕を見てもらうって感じなのでしょう。 ~~~~~~~~~~~~ 妊娠でゆれる心の少女。 彼女のお腹が大きくなるのに、離れて住んでいるとはいえ母親が気がつかないものかなあと思ったりもしましたが。 もちろん、クレールも大きなお腹をオーバーやら大き目のカーディガンなどで隠してはいるのですが。 どちらにせよ、クレールは母親には打ち明けられないでいるのですよね~。 彼女の妊娠に気がついたのは、メリキアン夫人。 まあ、一緒に仕事をしていたら嫌でも気がつくと思います。 一方、メリキアン夫人は息子を交通事故で亡くして無気力な生活をしているのです。 そんな彼女は最初は知らぬ顔をしていたのですが、クレールの妊娠を気遣うようになっていきます。 黙々と一針一針を刺す事で、心が落ち着き自分を見直す事ができるのですね。 そして、ふたりの共同作業一つの物をふたりで刺し進める。 そんなラストがよかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.16 17:58:07
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