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テーマ:映画館で観た映画(8182)
カテゴリ:2007~映画・アクション
ファーストディで見てきました。
オリジナルは見ていないんですよね~~。 この映画を見てオリジナルを見たくなると思いますよ^^) ☆☆☆トラックバックは、私の勝手な都合で確認後に反映するように設定されています。 申し訳ありませんが、よろしくお願いしますm(*- -*)m☆☆☆ ☆椿三十郎☆(2007) 森田芳光監督 織田裕二 豊川悦司 松山ケンイチ 佐々木蔵之介 風間杜夫 西岡徳馬 小林稔侍 中村玉緒 藤田まこと オリジナル・・1962黒澤明監督 ストーリー とある社殿の中で密議をこらす9人の若侍。彼らは、上役である次席家老・黒藤と国許用人・竹林の汚職を暴こうとしていた。その粛清を求める意見書は城代家老の睦田には撥ねつけられたが、大目付の菊井に受け入れられ、この社殿に集められたのだった。するとそこへ、よれよれの紋付袴姿の浪人が現われる。そして彼は、正しいのは睦田で、菊井が黒幕だと言い放つ。その通り社殿は菊井の手下に包囲されてしまっていた。だが浪人が独りその窮場を凌ぎ、敵方の用心棒・室戸半兵衛は浪人が只者でないことを知る。やがて浪人は、意気上がるも不安げな若侍たちに一肌脱ぐこととなるのだが…。 ![]() 豊川さん、額を出すとちょっといつもの顔と違うのね^^) そうそう、カラーのおかげで椿がとってもきれいでした。 オリジナルを見ていないのでこの作品だけの感想になるんですけどね。 すぐにオリジナルを見たくなりましたよ、やっぱりね~。 オリジナルと比べるなと言っていないし、むしろオリジナルと比べてほしいような感じですよね。 胸を張って「こういう椿三十郎はどうだ!」といっていると思いますよ。 私小心者なんでしょうか「ハラハラ」しながら見てしまったんですよ(笑) 別に関係者でもないし、織田さんの熱烈ファンでもないのにね~~^^;) というわけで、入り込むまで時間が掛かったかも。 織田三十郎は、ひょうひょうとして豪快でという役だよね。 凄みはやっぱり三船さんには負けるでしょう。 もう少しぎらぎらしてもいいかと思ったりもしました。 そしてもっと小汚くてもいいよね(笑) 豪快さを出そうと道間声というか出しますけど、それが無理っぽく聞こえて(気になりだすとだめなんですよね(笑))ラストまで行ってしまいました^^;) 陸田夫人(中村玉緒)のせりふ 「あなたは抜き身の刀のような方です。 あなたは本当によく切れます。 でも本当によい刀とは鞘に入っているものですよ。」(うろ覚え) これですね、三十郎を表す言葉。 彼の迷いもここにあらわしているとも思いました。 さて、対する豊岡悦司。 クールでニヒルな策士。 体制をよく見極めている頭の切れる男。 いいですね~~。 オリジナルでは仲代達矢だったのね。 仲代さん、初期の頃って眼光鋭くとんがってましたよね。 きっとこちらも凄みのある演技だったのでしょう。(見ていないから想像ですが) 個人的好みでは豊川室度なんですけどね(笑) 一番楽しかったのが「茶室の三悪人」^^) ![]() 風間壮夫、西岡徳馬、小林稔侍 このベテラン俳優たちが楽しかった! 風間さんなど、心臓が悪いうえに小心者という設定が本当にうまいんですよね~~。 満足しました^^) そして、コミカルさで得な役と言ったら佐々木蔵之介さんの「押入れ侍」 この押入れ侍を見ながら、オリジナルでは誰がやったんだろうと思ってあれこれ考えていたんですがやっぱり小林桂樹さんでしたね~。 そうではないかと思っていました。 小林さんのすっとぼけた役はよく黒澤映画で見られます。 今回その役を佐々木さん。 うん、これもまたはまり役でしょう。 いい味出してましたもん^^) 若侍9人衆 ![]() 松山ケンイチのほかは新人さんですね。 志は高く、でもある意味ヘナチョコ、まじめな分コミカルさがかわいい、そんな若者達ですね。 この写真の腰元こいそのガッツポーズはかわいかったですねえ^^) こだわりの殺陣 織田さんもインタビューなどで言っていましたが30人も切っていると刀の切れ味も落ちるし疲労も増すし、そういう人間臭さを出したかったというところは確かに見せていました。 殺陣シーンの音の入れ方もこだわりを感じましたし。 ラストの椿と室度の一騎打ちは、立ち合いの部分はかっこよかったですねえ~。 しかし思ったほど殺陣が印象には残りませんでした。 殺陣の美というのをちょっと期待したんですが・・・ そういう意味では黒澤オリジナルの血しぶき飛びすぎのほうが(装置が壊れていたんですってね(笑))印象に残ると思いますよね。 これはこれで、森田監督の「椿三十郎」でよいのではないかと思います。 オリジナルの脚本をそのまま使うというのは驚きましたが、やはり脚本がいいとそうそう失敗はないのではないかと思うのです。 後は、やっぱり織田三十郎が好きか嫌いかしかないでしょうね(笑)
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