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テーマ:DVD映画鑑賞(13607)
カテゴリ:2008洋画
☆キャンディ☆(2006)【ドラマ】
ニール・アームフィールド監督 ヒース・レジャー アビー・コーニッシュ ストーリー ダンとキャンディの二人は、出会ってすぐに恋に落ちた。ヘロインを服用していたダンにならい、恋人のキャンディも中毒者になっていく。やがてヘロイン欲しさに売春を始めるキャンディ。麻薬で身を滅ぼしていく二人だったが…。 だいぶ以前に見てアップしないまんまだったのですが。 どうしても亡くなってしまったヒースのことが、頭に浮かんでしまう作品だったのでねえ・・ 見る前はドラッグにおぼれる若い男女ということで、う~んどうだろう??と思っていたんですよね。 でも、意外といい映画でした。 ドラッグって 「やめたいときには、やめられない。 やめられるときには、やめたくない。」 そうなんだろうなあ~って思いますよね。 そして大して意志の強くない私は、この二人のやめたいんだかやめたくないんだかという気持ちがわかるような気がしちゃうんですよ。 悪魔の誘惑といいましょうか~~。 楽しいこと、楽なことって、簡単に手に入れたらきっとだめなようにできているのね・・・たぶん。 薬で簡単にハイになって、気持ちよく楽しくなるんでしょうけど、それですばらしい生活をしているって人あんまりいないんじゃない? いるとしたら、自分では薬を使わない売人ぐらいかもしれないね~~。 ドラッグを絶つというのは、かなり大変だと思う。 もちろんそのために施設があるんだけど、それでもやっぱり誘惑に負けて何度も入退院してしまうくらいだから。 ここでも、キャンディの妊娠がわかってドラッグをやめようとするよね。 妊娠後というのが、女性として心配でもあったけど。 しかし、二人だけで何とか薬断ちしようとがんばっていたけれども、これは大変だろうなと思って見ていた。 以前シャーロック・ホームズか・・いやいや、コナン・ドイルかなにかのドラマで、麻薬から抜けるために相当大変な思いをしている場面を見たことがあるのですよ。 中毒の本人達だけでは、抜けられるものではないですね、絶対。 手助けしてくれる人がいないと無理。 結局キャンディは、両親に入院させられてしまうわけなんだけど、それが正解だと思う。 もっと早くしてあげれば、よかったと思うけど・・・ 前半中盤と、この二人がドラッグなしでいられなくなって生活はどんどん悲惨になっていくけれども(彼女がドラッグの金欲しさに売春するし)、それでも二人は支えあって行くのよねえ。 別れないんだよね~。 お互いに必要としている。 愛というのだろうか? 愛というよりも、二人とも孤独なんだと思う。 お互いの不安定さとか心のもろさとか、共通するものがあるのだろうな。 ふたりがいっしょになれば良いことも二倍、そして普通は悪いことは二人で半分にできるはずだけど、この二人は最低も二倍になってしまったものね・・・ 愛し合う最高のカップルだったかもしれないけど、最低のカップルでもあったんだよね。 ラストになってヒース・レジャーがとった行動は、一番良い選択だなと私も思った。 これ以上、二人で依存しあって生きていくことはだめなんだと。 やっぱり、彼女を愛しているからこそ、別れなくちゃいけないんだと思うのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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