先日、朝新聞を読んでいて私の知人の訃報を知った。
職場の先輩でもあるSさん。
そして、私が映画館通いをするきっかけを作ってくれたのがSさん。
それがきっかけで、私はこの楽天で映画の話をするようになったのだ。
Sさんは昔から映画にのめり込んでいたわけではないようだったが、ある時ひょんな事から私や他の職場のメンバーで揃って映画を見に行った。
それから、以後どんどん映画にハマっていったのだ。
結構仲良くさせていただいていたので、何か面白い映画が来ると私も一緒に映画に行くようになった。
でも、彼女はそのうち一人で映画に行くことが多くなった。
というのも、他の人と都合を合わせて見に行くのはまだるっこしいと(笑)
さっさと映画を見に行きたいって。
それだけ、映画にハマっていたんだよね。
この映画いつか見たいわね~じゃなくて、計画的に映画を見るという気持ち。
私も良く分かる。
とにかく私もその影響で、一緒に映画館に行ったりDVD(当時はまだビデオが主だったけど)を借りてきたりするようになった。
Sさんは、当時一日2~3本DVDを見たりしてとにかく映画に一直線だったっけ。
最初は何でも見ていたようだけど、そのうち好きな俳優の出た映画をまとめてみるようになり、さらに気になる監督の映画を見るようになっていった。
やっぱり、そうなるんだよね^^)
私もそのあとを追いかけるようにDVDを見たり映画館に通ったり。
しかし、Sさんは良く映画を覚えていてね。ストーリーを言うと「あ~、あの映画ね。○○が出ていた・・・」とすぐに答えてくれた。
私は、俳優の名前すら出てこないのにねえ(笑)
そして、Sさんが職場を去って4年。
「私は、年賀状も書かないのよ。」「電話も嫌いだわ」って言われていたので、全く連絡をしていなかった。
でも、映画館に行く時は「Sさんも見に来ているかな?」と毎回思っていたのだ。
きっとまた映画館で会って、「あら、元気だった?」と言えると思っていた。
ところが、新聞の訃報である・・・びっくりした。
告別式は新聞の出た当日だった。
Sさんと一緒に働いていたメンバーで、上司の許可を得て告別式に行ってきた。
遺影を見て「本当に亡くなったんだ」と実感が湧いた。
ストレートなもの言いと、それでいながら周りを気遣う細やかさを持ったとてもかわいい女性だった。
私に映画の楽しみを教えてくれて本当にありがとう。
もっと一緒に映画の話がしたかったね。