カテゴリ:着物のこと
羽織やコートの仕立ての寸法を色々検証し、お願いするときに
こういう風に出来ますか? という質問に対し、 多くの仕立て師の方は、そんな仕立ては前例がない。 と答える。 出来るのか出来ないのかを訪ねているのに、それは答えになるのだろうか。 出来ないのなら、別の方法を考えなくてはならないし、 出来るのならその方向でお願いをする。 前例がない。 前例がないがやってみるのか。 前例がないのでやらないのか。 で。中途半端な状態で眠っているものは一体どうしたら良いのでしょう? そもそも前例というのは、今回やれば、次の時の前例になるのでは。 一度目をやらない限り、この前例がない。 は一向に進歩しない。 これは仕立てに限らず、何においても同じことが言える。 新しい事はやってみないと前には進まないのでは? 唯一その前例のない不思議な仕立てなのか? を仕立てて下さった希少価値のような仕立て師の方がいる。 自分の着物や、コートは全部その方にお願いしたいくらいだが。 この前例がない。で 全て止まっている。 手放して下さればその方にお願いするのだが。 このたった一枚の羽織は、見本として仕立て師の方のもとをぐるぐると回っていて、 相変わらず自分は羽織物が一枚もない状態が2年も続いているわけだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.07 22:32:11
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