十六島海苔
私の周りも既婚者が増えて、年末年始に集まるときなどに、「自分の家のお雑煮と、相手の家のお雑煮、どっちの味にしよう?」なんて会話を耳にすることが多くなった。ということで、今日はお雑煮ネタ。家のお雑煮は、正月三が日とも、すましに、煮た丸餅が入ったもので、具は、かつおぶしと、ちょっと変わった海苔のみというとてもシンプルなもの。この海苔、いつも母方(たまに父方。両親とも田舎は同じ地方)の親戚から送られてくるもので、その地方の特産品なのだということしか知らなかったのだけれど(両親も名前は知らなかった・・・)、これを機会に調べてみると、その海苔は“十六島(うっぷるい)海苔”だということ、そして10gで1,000円もする高価な海苔であること、このお雑煮はその地方ではスタンダードなお雑煮であること、ということがわかった。地方によってさまざまなバリエーションがある日本の食文化ってスバラシイ!そうそう。我が家では、三が日の朝食時には、このお雑煮のほか、鰤(ぶり)でダシを取ったお吸い物(こちらもすまし)も、同じ食卓に並び、私はそれが当たり前だと思って育ったのだけれど、この話を友人たちにしたところ、「汁物ふたつ?変わってる~」と言われた。・・・それって変わってるのん?!