<4日目 : パムッカレ → コンヤ → カッパドキア >
トルコ旅行4日目。
今日も朝からバスに乗り、次の目的地、コンヤへ向かう。その距離、約410キロ!
この移動中、私はバスで爆睡するだけなのでまだマシだけれど(ずっと座ってるのも疲れるっちゃ疲れるけどね)、ドライバーさんは本当に大変だったと思う。
ちなみに、私たちのツアーのドライバーさん=ユミットさん=はとってもお茶目なおじさんで、ツアー参加者から大人気でした。TVゲームのキャラクター、マリオに髭を生やしたような感じで、長距離の運転で疲れるだろうに、いつも笑顔で接してくれ、トルコ語の挨拶を教えてくれたりしました。
ユミットさん、アリガトウ!
![mev](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/89/imgbfdb2d73j6rc17.jpeg)
コンヤは、イスラム神秘主義の一派、
メヴレヴィー教団(白い衣装(スカート)を着てくるくる回ることから、日本では、旋舞教団とも呼ばれる。イメージは→写真。人形はとても可愛らしい)の発祥の地として知られる町。
そのためトルコ国内からの観光客も多く、さらにこの日は土曜日だったせいか、入場した
メヴラーナ博物館はトルコ人でいっぱい。
日本人が珍しいのか、トルコ人の学生らしい若者たちから、「一緒に写真撮って」とせがまれることが多々あった(↓は博物館の入口付近)。
![konya1](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/88/img4e56d6eaj6r3cg.jpeg)
この博物館は、もともとは、このメヴレヴィー教団の創始者であったメヴラーナ・ジェラールッディン・ルーミーの霊廟だったところ。オスマン帝国滅亡後、政教分離を徹底したトルコ政府により、教団は解散させられたが、その文化的価値から博物館として公開されるようになった。
トルコ人ガイドが何度も説明していたが、革命後の今のトルコは、国民の99%がイスラム教徒であるにもかかわらず、
政教分離を徹底している国。宗教を悪用し私服を肥やしたりしないよう、イスラムの僧侶は公務員になっている(国から給料をもらっている)というから面白い。
![konya2](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/96/imge8a1b702j6su1o.jpeg)
![konya3](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/98/img858ad607j6t8i7.jpeg)
←は、博物館内部。緑色の帽子みたいなのが載っているのが創始者メヴラーナ・ジェラールッディン・ルーミーの棺。棺の下に穴が掘ってあり、そこに土葬されているという。なお、彼の家族や弟子たちの棺も収められている(→)。
棺の後ろにかかっているのは、アラビア文字の装飾。イスラム教は偶像崇拝を禁止しているため、文字の装飾と草木の模様(アラベスクなど)が美術として発達したという。
そのほか、博物館の中には、教団が使っていた楽器や衣装、コーランの写本(ミニサイズのお守り代わりの豆本などもあった)などが展示されていて、なかなか面白かった。
はるばるここまでやってきたけれど、コンヤの観光はこの博物館のみで終了。
またバスに乗り、230キロ離れたカッパドキアの今晩の宿へ移動。
パックツアーは、旅程表を見たときからわかっちゃいたけど、忙しい