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テーマ:旅のあれこれ(9951)
カテゴリ:旅行/おでかけ
引き続き、トルコ旅行6日目。アヤソフィアから、これまた徒歩で、次は『トプカプ宮殿』へ移動。 もともとはオスマン=トルコのスルタンの居城として建てられ、今は博物館として一部を除き公開されている。 ちなみに、トプカプ宮殿には4つの庭園があり、1つ目(門から見て一番手前)は市民の憩いの場となっていて、2つ目の庭園に入る『皇帝の門』(→)が、博物館の入口。 トプカプ宮殿は、政治をおこなう空間部分と、スルタンのプライベート空間部分の2つに大別でき、後者は『ハレム』と呼ばれ、別の博物館扱いになっている。私たちは時間がなく、この『ハレム』には入場せず・・・これまた残念 でも、前者でも議事堂、謁見の間、市中の人々に無償で振舞ったという食事を作った巨大な厨房など多くの建物にさまざまな展示がされていて、見どころは十分だった。 一番印象に残っているのは、『宝物殿』。 オスマン=トルコが所有した、『スプーン屋のダイヤモンド』と呼ばれる86カラットのダイヤモンドとか、大きなエメラルドのついた『トプカプの短剣』などなど、目がくらみそうな展示品がいっぱい。イスラム教では緑が神聖な色とされるからか、エメラルドがとても多かったように思う。 次に印象に残っているのは、常設展ではなかったようだけれど、『ハマム(トルコ風呂)展』。 装飾の施された蛇口、バスタブ、たらいなどのお風呂グッズ(?)のほか、くしやかみそり、鏡などの床屋さんグッズなど、ユニークな展示で、当時の宮廷での人々の生活がなんとなく想像できて楽しかった。 その他見た展示品は、スルタンの着た衣服類、陶磁器、武器(江戸時代に日本から贈られたの鎧兜もあった)、モハメッドの遺品など。 (なお、貴重な展示品のあるところはすべて写真撮影不可だったため、写真はナシ) 宮殿内の建物の壁は、青色を貴重としたイズニック・タイルで彩られ、とてもキレイだった(→)。 季節が良かったため、庭園には花、特にチューリップが見事に咲いていた(←)。 これまたちなみに、オスマン=トルコには“チューリップ時代”という時代があり、この時代(1703~1730年)は、スルタンや上流階級の人々がチューリップの栽培に夢中になり、芸術活動に力を入れ、浪費が多く政治を疎かにした困った時代だったらしい。 この宮殿は、金角湾、マルマラ海を目前に、ボスフォラス海峡をも臨む小高い丘に立っているため、入口から見て一番奥にあるテラスからは、それぞれの海が見える。天気がイマヒトツで残念だったけど、実際にそこから眺めてみると、この宮殿のある場所が、政治(軍事)的にも経済的にもいかに重要な場所であるかを実感できた。 トプカプ宮殿観光後、バスに乗り、『グランド・バザール』へ。 ここには4千~5千軒の店があり、中近東最大規模のバザールだと言われている。 多くの大きなバザールがそうであるように、ここも観光地化されていて、一般市民ではなく観光客が買い物をしている、という感じ。もちろん、日本語で話しかけられることも多かったが、メキシコのティファナのみやげもの屋街で聞いたような、「ちびまるこちゃん」とか、一瞬「?」となるような奇妙な言葉は聞かなかった。 →はバザールのメインストリート、 ↓は路地に入った絵皿屋と布地屋。 私はここではほとんど買い物しなかったのだけれど、その戦利品(?)は、この旅行記の『~おみやげ編~』か何かに記録しておくつもりだ。 バザール観光の後、ベリーダンスとトルコの民族舞踊のディナー・ショウに連れて行かれる(さすがパックツアー、詰め込む、詰め込む!)。 ただ、私はベリーダンスをエジプトで見たことがあったこともあって全然興味はなく、かつ料理も全然ダメダメだったので、カメラのシャッターを押すことはなかった。 11時半過ぎ、ようやくホテルにチェックインし、盛りだくさんの一日が終了。 明日は最終日、、、名残惜しいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.13 02:16:26
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