さて、次は母方のご先祖さまのお墓参り。
これまた20数年ぶりに、母の生家を訪ねる(写真↓左)。入口の前にある木は、母によれば、樹齢ン百年らしい。
ここには今は、母の義姉とその息子さん=私の従兄にあたるのだけれど20歳近く歳が離れているので一緒に遊んだ記憶などはない=の二人が住んでいて、家も10年ほど前に建て替えたらしいのだけれど、とても床が高くて、庭も広くて(写真↓右)、どこぞの神社仏閣に来たような気分になった。
![kamo2.JPG](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/18/imgff7a3d02zik7zj.jpeg)
お墓参りだけでなく、座敷にあるお仏壇にも手を合わせる。お仏壇には位牌が20数個あり、私が顔を知っている伯父・叔父のものもあった。
親戚づきあいは極めて薄かった私の家だけれど、母の兄で独身だった伯父さん(東京の荻窪に住んでいたので“荻窪の伯父さん”と呼んでいた)は、私や私の姉が子どものころ、よく本や切手(姉が集めていた)を贈ってくれたことを思い出した。私が子どもの頃、大好きだった
『大どろぼうホッツェンプロッツ』シリーズも、荻窪の伯父さんが贈ってくれた本だった。
それから四半世紀以上の時が経って、自分が叔母になった今、荻窪の伯父さんが私たちを可愛がってくれていたのは、こんな気持ちだったのかな、と思うことがある。それが、お墓参りをしようと思い立ったひとつのきっかけでもあるのだけれど。
今度は従兄に送ってもらい、本日の宿泊地、
玉造温泉へ。
玉造温泉は、奈良時代にはもう開かれており、神話の国らしく神代の頃からあったという言い伝えもある歴史ある温泉
![温泉 温泉](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h224.gif)
足湯ができる(が、さすがに雨天では誰もしていない)玉湯川(写真↓左)沿いに、現在は16軒の旅館があり、私たちが泊まったのは、
保性館というお宿(写真↓右)。
![hoseikan](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/44/0000084344/20/img1dfed1c8zikezj.jpeg)
この保性館、300年の歴史がある老舗旅館で、昭和天皇も宿泊したことがあるという。
お風呂(大浴場)は2つで、朝と夜で男湯・女湯が入れ替わる。源泉が旅館内にあり(贅沢だっ!)、お湯はもちろん100%源泉。そのせいかお湯はちょっと熱めであんまり長くは浸かっていられなかったけれど、“温泉らしい温泉”だった。
食事は夕食も朝食もお部屋にて。
夕食はボリューム満点。島根和牛のしゃぶしゃぶが美味しかった!やっぱり牛は和牛よねぇ・・・
朝食には、宍道湖でとれたシジミがたっぷり入ったお味噌汁が出て嬉しかった。
明日はいよいよ出雲大社♪
母は、「祈祷をしてもらおう」と張り切っています。