『キャピタリズム マネーは踊る』(2009年/米国 原題:Capitalism : A Love Story)を観た。
『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』
『シッコ』のマイケル・ムーア監督が、今回はリーマンショックをきっかけにずたぼろになった米国の資本主義経済を描いた作品。
以下、感想を箇条書きに。
・良くも悪くもマイケル・ムーアらしい作品。ちょっと長くてしつこい。
・多少極端に描いているところはあるだろうけど、普通に真面目に働いてきた一般庶民の家が次々に差し押さえられているのを目の当たりにすると、どうしてこんなことになってしまったのか?って誰でも考えてしまう。この題材を選んだマイケル・ムーアにアッパレ!
・救済のために投入された税金1700億円の使い途、銀行は説明する義務はなのだろうか?一般庶民の家が差し押さえられているのを見てもなんにも感じない偉いさんたちの報酬になったかと思うと腹が立つ
・
FDRの“Second Bill of Rights”に感動戦争中にあんな素晴らしい演説をするってすごい!(実現はできてないけど・・・)
・最後の「Speed it up!」には会場から笑いが。マイケル・ムーアは、レーガンの時代からアメリカ合衆国の政治はウォール街が動かしていると言っていたけど、日本の政治は誰が動かしているんだろう?
評価は、
★★★☆ (3.5 / 満点は5つ)